食事会で暴飲暴食。でも体重をどうしてもキープしたい!必死な私が、カロリー消費のために直後に実践した「1人カラオケダイエット」。3時間歌って真面目に検証しました。カラオケでのカロリー消費方法や工夫、ダイエット効果について全力でレポートします! 2018年度版カラオケ消費カロリーランキング。カラオケで楽しく痩せよう!カラオケでよく歌われる曲の中から消費カロリーも含めてランキング一覧で表示しています。昨年のランキングと比較することもできて便利!栄光の1位に輝いたのは…。ぜひカラオケの選曲に役立ててください! 2019年に通信カラオケdamに配信した全楽曲の中から、 2019年のカラオケリクエストランキングトップ300を調査対象とし、 消費カロリー標準値が高い上位10曲を抽出. 上位には、人気の歌手・曲が並ぶ。ヒット曲はカロリー消費という観点でも優れているようだ。 」(17.3kcal)と、んだほ & ぺけたん from Fischer’sの「サヨナラまたな」(17.3kcal)となった。①消費カロリー値が高い傾向にある曲を選ぶ。(感情を込めて力強く歌うバラード曲、アップテンポで激しい曲、歌唱時間(発声時間)が長い曲)②大きい声で歌うと消費カロリーが高くなるので、歌唱中はお腹に力を入れた腹式発声を意識する。*消費カロリーデータは、歌唱条件、個人差等により変化するため、記載の数値を保証するものではない。消費カロリーデータ標準値とは、カロリーカラオケサービス開始時にスポーツクラブの協力を得て集計した、カラオケを歌う「声の大きさ」と 「発声している時間」と実験によるサンプルデータを掛け合わせている。歌っている人のカロリー消費を計算して表示するもので、 歌唱時間、歌い方などで大きく左右される。また、算出方法の都合により、標準値には誤差が生じる場合がある。関連情報/こちらの記事も読まれていますDIME最新号の特別付録はミクロの世界を楽しめる「90倍スマホ顕微鏡」!特集は「家ナカ オフィス改造計画」小学館ダイム公式サイト「@DIMEアットダイム」。ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。 カラオケでカロリー消費するって本当、嘘 「カラオケダイエット」という言葉もありますから、カロリーを消費するのは本当です。 歌にも、歌い方にもよりますが、1曲あたり10~20キロカロリーほどの消費量になります。 カラオケには、機種によってカロリーの消費量を計る機能が付いている。歌唱後、モニターに消費カロリーが表示されるのだが、あれってどうやって計っているのだろうか? 本当に正確なんだろうか? また、より多くカロリーを消費する歌い方のコツなどはあるのだろうか?歌が下手な僕だが、カロリー消費量を競う勝負だったら勝てるかもしれない。そこで、カラオケ「DAM」を運営する第一興商に、歌唱におけるカロリー消費の仕組みを伺い、「カラオケのカロリー消費選手権」を開くことにした。※カラオケでカロリーを表示する機能は、DAMシリーズのみに搭載されていますというわけで、さっそく第一興商さんに、カロリー消費についてのアレコレをぶつけてみた。—なぜカロリー消費量をカラオケに搭載するようにしたんですか?「歌うだけでカロリーを消費できるということを世間に周知し、健康やダイエットの意味でも利用してほしかったからです。なお、1999年から導入を開始しました」(第一興商担当者、以下同)—カロリー消費はどのように計算されているんですか?「過去にスポーツクラブの協力を得て、『声の大きさ』と『発声している時間』を実験によるサンプルデータとかけ合わせ、算出しています。あくまでもデータ上の計算のため、数値は曲の長さ、曲調だけでなく、歌う人の年齢や体格、歌い方によっても変わります」—どうすれば、より多くのカロリーを消費できるのでしょうか?—消費カロリー値の高い曲だと、どのくらいの値までいきますか?「例えば『睡蓮花』(湘南乃風)は21.3kcal、『Blizzard』(三浦大知)は20.2kcalを消費します。ちなみに、20kcalの消費は、体重55kgの方が約6分間(分速80m)ウォーキングしたときの運動量に相当します(出典:keisan)。また、消費カロリーの高い曲は毎年ランキングで発表しています」なお、参考までに2019年のランキングが以下である。※株式会社第一興商 通信カラオケDAM調べ。 2019年に通信カラオケDAMに配信した全楽曲の中から、 2019年のカラオケリクエストランキングトップ300を調査対象とし、 消費カロリー標準値が高い上位10曲を抽出上位には、人気の歌手・曲が並ぶ。ヒット曲はカロリー消費という観点でも優れているようだ。最近太り気味の筆者としても、積極的にあいみょんを歌っていきたいと思う。さて、ここからが本題。教えてもらったことをふまえ、競技化してみたい。題して「カロリー消費選手権」。歌の上手さではなく、カロリー消費量で競う大会である。参加者は、左から林さん、べつやくさん、筆者の小野、北向さん、三土さんの5名。ルールは以下の通りである。<ルール説明>●歌うのは「課題曲」と、各々がチョイスする「カロリーを消費しそうな曲」の2曲●1kcal=1ポイントとし、2曲の合計ポイントが高い人が優勝●歌詞やメロディーを大きく変えなければ、歌い方のアレンジはOK●(じゃんけんで決めた)歌う順番は三土さん、林さん、北向さん、べつやくさん、小野以上。シンプルだ。なお、フェアに戦いたいので、第一興商さんに聞いたカロリーを消費する「曲の特徴」や「歌い方のコツ」は参加者に共有している。まずはドリンクを選ぶ。ここから闘いは始まっていた。三土「炭酸は喉に負担がかかるかな」小野「僕は烏龍茶にします」北向「烏龍茶は油分を分解するため避けたほうがいいですよ」べつやく「温かい飲み物がいいんじゃない?」林「コーヒーは大丈夫そうだね」飲みたいものではなく、発声への影響を考慮する面々。真剣に取り組んでくれて有難い。また、林さんは「喉を守るため」に部屋でもマフラーをとらず、べつやくさんはのど飴や薬を持参。大きな声でカロリーを消費するために、各々なりの調整が見受けられた。課題曲はレミオロメンの「粉雪」にした。「感情を込めて力強く歌うバラード曲」「歌唱時間(発声時間)が長い曲」というカロリーを消費する曲のポイントにマッチし、かつ、幅広い世代が歌えそうな曲でもある。ちなみに平均消費カロリーは14kcalとのこと。最低でもここは超えたい。トップバッターは三土さん。カラオケにはあまり行かないという。サビまでのメロディーはうろ覚えとのこと。探り探り歌いながら、サビまでの気持ちを盛り上げていく。そして、待ってましたと言わんばかりにサビの「こなぁ〜〜〜ゆき〜」でカロリーを稼いでいく。しかし、(カロリー的に)結果はふるわず。三土さんの粉雪は9.8kcal。平均消費カロリーである14kcalを下回ってしまった。声も出ていたし、最後までしっかり歌い切ったのになぜだろう? 三土さんの歌唱を受け、それぞれの分析が始まる。林「歌い終わりはもっと伸ばした方がいいのかな?」北向「できるだけ多く声(音)を入れた方がカロリーを消費できるんじゃないですか?」べつやく「サビだけじゃなくて、歌い始めから大きな声を出した方が良さそう」以上をふまえ、林さんのトライ。「粉雪」は初めて歌うそうだが、歌い出しから声量はマックス。喉をしっかり開き、歌の上手さを捨て「カロリーをとりにきている」ことが分かる歌い方だ。序盤で飛ばしすぎたかサビの「こなぁ〜〜〜ゆき〜」がかすれるなど失速したが、全体的にパワフルなパフォーマンスだった。得点(カロリーのこと。以下同)は12.6ポイント。平均点には満たないものの、分析のかいあって大きくスコアを伸ばすことができた。この時点でなんとなくカロリーを消費するメソッドは掴めてきたように思う。しかも、林さんの歌唱は消費カロリーだけでなく、歌詞の理解も高かったようだ。「表現力にシビれました」と機械は言っているが、林さん本人は特に表現した覚えはないとのこと。やや疑わしい分析レポートだが、カロリー消費とは関係ないためスルーしておこう。……いや、もしかしたら、感情を乗せることもカロリー消費に影響しているのか。続いて、北向さんの挑戦。北向さんは元演劇部ということもあり、感情移入はもちろん、腹式発声もお手の物。さすが演劇仕込みの腹式発声の歌声は力強く、よく通る。ただ単に大声を張り上げているという感じではない。そして、カロリーとは関係ないが北向さんは歌が上手い。歌の採点もカロリーも、ハイスコアが出そうだ。しかし、結果は11.9ポイントと低め。……あれ?もしかしたら、途中で自分に合ったキーに調整してしまったことが原因かもしれない。うまく歌いたいという欲が仇となったか。分析レポートでは高音域に難ありと指摘されていた。全体的にキーを上げることでAメロやBメロは歌いやすくなったものの、サビの「こなぁ〜〜〜ゆき〜」で躓き、思った以上の声量が発揮できなかったのではないだろうか。カロリー消費カラオケ。単純な競技かと思ったら、意外と奥が深いのか……。4番手のべつやくさん。腹式発声がしやすいスタンディングスタイルだ。さらに、この日のために「粉雪」を聞きまくり、さらに猛練習を重ねてきたとのこと。どこで盛り上げ、どこでカロリーを消費するか、戦略もばっちりだろう。しかしながら、結果は11.8kcalと、またも平均の14kcalにさえ届かず。これだけ準備し気合を入れて臨んだ僕らが平均にさえ届かないとは……。カラオケファンのレベルの高さがうかがえる。みんな、どんだけシャウトしているのか(もしくは我々の声量が極度に細いのか)。最後は筆者の出番。DAMに聞いたコツに加え、独自のメソッドも取り入れたい。実はマイクを45度の角度に持つと、声をよく拾うという噂を聞いたことがあるのだ。優勝したいので、みんなには内緒にしておいた。(※後で調べたらマイクの角度はヘッドの部分としっぽの部分が水平になるように持つといいらしいです。つまり、間違っている)マイクの持ち方に加え(間違ってたけど)、初っ端から大きな声を出すことでカロリーをばんばん稼ぐ。音程やビブラートなどは度外視。声を「強く」発することだけに一点集中し、渾身の「こなぁ〜〜〜ゆき〜」を決めた。得点は13.4ポイント。本日のベストスコアだ。というわけで、前半戦が終了。いったん、ここまでに得られた知見を整理しておこう。●歌い終わりはいけるところまで伸ばす(なんなら次の歌い出しとつながるくらい)これらをふまえ、後半戦は各々が考える「カロリー消費量が高いと思う曲」を熱唱していく。まずは前半であまりカロリーを消費できなかった三土さん。三土「大きな声が出しやすい曲をちゃんと考えてきましたよ」三土さんの自由曲は「大地讃頌」。いきなり、合唱曲というトリッキーなチョイスがきた。たしかに、自然と口を大きく開く合唱曲なら声を出しやすいかもしれない。歌唱時間も長く、スローテンポのため腹式発声を意識しやすいメリットもある。クレバーな三土さんらしい、練られた選曲といえる。アルトパートを独唱する、三土さんの迫力ある歌声が響き渡る室内。これは20ポイントの大台にのったかもしれない。あっけらかんとした表情にも見えるが、きっと二人の心には強く響いていることだろう。気になるポイントは……と思ったら、出ない? どうやら、カロリー消費量は「採点対応」の曲でなければ、算出ができないようだ。そして、大地讃頌は採点対象ではなかった。まあ合唱曲だしな。というわけで急遽、三土さんには別の曲でトライしてもらった。次に選曲したのは童謡「ドナ・ドナ」。やけくそになってしまったのだろうか?と思いきや、カロリー消費を狙いドナ・ドナをロック調に歌い上げる三土さん。三土「荷馬車がぁ〜!! 揺れるぅ〜揺れるよぉ〜!!」激しいアレンジを加え、ひたすらにシャウトしている。市場に売られていく子牛の危機感がものすごく伝わってくる。歌詞をめっちゃ理解しているといえよう。結果は7.6ポイント。表現力はすさまじかったが、カロリーにはつながらなかった。曲が短すぎたか。林「今の三土さんみたいに、歌詞以外の部分の声って加算されてるんですかね?」小野「マイクが拾った声の分は反映されている気がしますね」べつやく「ドリカムみたいに間奏中もアドリブで歌った方がいいのかもね」林さんの自由曲は「赤いスイートピー」(松田聖子)。これまた意外だ。どこにカロリー消費ポイントがあるのか聞いてみたら「好きだから(選んだ)」とのこと。なるほど、好きだからこそ(カロリー消費のコツである)感情を込められるというのはあるかもしれない。序盤のしっとりしたパートも、元気よくハキハキと力いっぱい歌い上げる林さん。のっけから全開で飛ばしたことにより、本来は徐々に盛り上げ情熱的なサビを迎える曲の良さが消えてしまった。しかし、カロリーはかなり消費できていそうだ。林「赤い〜スイートピィーーーーー、ピィーーーーーー、ピィーーーーーー」高いキーは苦手な林聖子ちゃん。勢い余ってのりピーみたいになってしまったが、スコアはどうだろうか?9.4ポイント。まずまずの結果だ。なお、歌詞以外の部分を歌うべきか否か問題だが、とりあえず余計な付け足しをどんどんしていこうということになった。3番手は北向さん。選曲は「トイレの神様」(植村花菜)だ。選曲理由を聞くと「これ、とにかく長いんです」とニヤリ。なんと9分52秒もあるという。一般的な流行歌(って、いま言わないですね)は4分前後のものが多いため、ほぼ倍だ。ということはカロリー消費量も倍になる。がっつり勝ちにきたな、北向さん。確かに、めちゃめちゃに長い曲である。ぜんぜん終わらない。しかし、悔しいかな北向さんの歌がうまいので聴けてしまう。さらに「歌詞以外の部分も歌う」メソッドをしっかり実践し、絶叫する。北向「おばぁ〜〜〜ちゃ〜〜〜ん〜〜〜」9分52秒を歌い上げた北向さんは疲労困憊。これはものすごい記録が出そうだ。なんと20.1kcal!! 大会レコード、とんでもないスコアが出てしまった。これは誰も越えられまい。しかし大会は続く。4番手はべつやくさん。選曲は「天城越え」(石川さゆり)である。初の演歌だ。べつやく「ヘーイ、天城越え! Yeah〜」間奏をラップで埋め、カロリーを稼ぐべつやくさん。天城山を越えようとする2人が、ダボダボの服のイメージになった。これでは「天城 go ahead」だ。情緒ゼロ。歌唱後、むせながら崩れ落ちる、べつやくさん。本当に天城峠を越えたかのような疲れっぷりである。そして、最後は前半戦1位の筆者。自由曲は大きな声が出せるようにと「大声ダイヤモンド」(AKB48)をセレクト。これまでバラードが多かったため「アップテンポで激しい曲」で攻めることにした。余談だが筆者はかつて、ファンだった大島優子とのチェキ会で撮った写真を誰かにさらされ「きもいオタク」としてネットで中傷された過去がある。その悔しさもぶつけたい。曲のイントロ中にはMIX(サイバー、ファイバーみたいなやつ)を入れ、カロリーを稼ぐ。なのに結果は12.5kcalと、やはり北向さんには届かず。歌って踊って、コールまでしたのになあ。でも、考えてみたら踊りはカウントされないし、ついでにいうと間奏中に歌詞以外の余計な声を入れてもカロリーは加算されないらしいです(後で第一興商に追加取材して分かった)。……ラップもMIXも意味がなかったとさ。というわけで、今回の優勝者は北向さん。いやあ、しかし楽しかった。普段のカラオケだとうまく歌おうとしてつい「置き」にいってしまうが、カロリー消費カラオケはそんなこと気にせず熱唱できる。歌い終わりの爽快感がすごいのだ。少し時間が余ったため、今度は逆に「カロリー消費量の低い歌」を探してみることにした。「トイレの神様」の歌唱時間が長かった分、今度は歌唱時間の短い曲を探してみた。すると、1分26秒の「かえるのがっしょう」を発見。それぞれ、ウィスパーボイスや高い声などで試行錯誤。筆者もできるだけカロリーを消費しないよう、口をあまり開けず、リラックスした体勢で歌唱してみた。三次会の深夜3時くらいのカラオケで、こういう人を見たことがある。しかし、どんなに省エネで歌ってみても1.4Kcalを下回ることはできなかった。もしかしたら、これが限界値なのかもしれない。カロリーを消費することに重点を置いたカラオケ大会。それぞれの工夫や頑張りが結果に表れ、なかなか楽しい遊びだった。何より、歌が下手でも一番になれるところがいい。ちなみに、筆者がこの日に飲んでいた、りんごジュースのコップ1杯あたりのカロリーは約92kal(46kcal/100ml)。ということは、「粉雪」を7回も歌わないといけない計算となる。カロリーを摂取するのは簡単なのに消費するのって、めちゃめちゃ大変なんですね。デイリーポータルZを 今日のみどころ
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