ダンガンロンパ 外の世界 考察

引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 正直一番の謎はここだと思います。過去作の冒頭も、1では苗木の、2では日向のモノローグがありますが、楓のコレは彼らとは似て非なるものです。なぜなら、苗木と日向は自分以外の誰かに向かって話している風に、自分のプロフィールについて明確に語っている一方、楓はすごい詩的な感じで自分自身に話しかけている。ヤバい人なのかと思ったけどプレイし始めるとそうでもない。ということはどういうことなのか?「何もない」状態から、「まだ誰のものでもない手」を伸ばし、ロッカーから出てき … ニューダンガンロンパv3 みんなのコロシアイ新学期通称「ダンロン」10年以上、ゲームファン、アニメファンに愛されているダンガンロンパシリーズの、2019年時点の最新作で、おそらく最後の作品といわれています。気になっていたものの、今日に至るま ※ニューダンガンロンパv3の重大なネタバレを含みます 一周年を過ぎてしまいましたが、ここでv3を首謀者の視点で振り返らさせてください。「ニューダンガンロンパv3」と「首謀者が脳内で描いていたダンガンロンパ」を比較し、首謀者はどうするべきだったかという観点で考察してみました。 白銀つむぎは首謀者なので、マザーモノクマからほかの人の行動を間接的に知ることができたとはいえ、最初から最後まできちんとコロシアイに参加しているところが好きです。目立たず、裁判で活躍せず、ヘイトを溜めず、多数派に属するものの、特定の人間と仲良くしすぎないというのが52作で培われた生き残るコツなのでしょう。しかし、それでも普通に危険はあったと思います。特に三章とか。というか、一章で誰かを適当に殺して、初回特典で外に出た振りをして隠れて首謀者やっていてもよかっ … この広告は、90日以上更新していないブログに表示しています。    一周年を過ぎてしまいましたが、ここでV3を首謀者の視点で振り返らさせてください。「    ・真宮寺がかごのこの準備をしているところに、アンジーが遭遇すること・王馬がカードキーを奪い取って1人で外の世界の真実を見ること・最原が5章トリックを解き明かすこと   プロローグで最原と赤松をロッカーに配置し、天海に生存者特典を与えたことにより、途中まではほぼ完璧に首謀者の予測したシナリオ通り進んでいきました。 また、タ しかし、赤松が砲丸を使ったトリックを考えた時点で、首謀者はこのトリックの失敗を懸念します。また、タ さらに、もしタ 結果、赤松の砲丸トリックは失敗。自ら手を下し、赤松に罪を被せることになりました。しかし首謀者は、この冤罪事件はのちのち、自分が首謀者であると暴いてもらえるきっかけになると考えます。首謀者である自分の正体を暴いてもらわないと、 また、 2章は、動機ビデオによって確実に死ぬ・殺す動機を与え、ほぼ完璧に首謀者の予測通りになりました。この章では、首謀者の「殺す動機以外にも死ぬ動機を与え、確実にシロ・クロの関係を作る」という、堅実にコロシアイを運営するためのスタンスが明らかになります。 首謀者は、星の研究教室・プール・体育館の位置関係などの施設設定や、夢野の研究教室の設備などの設定を自ら行うことにより、狙ったメンバーに確実にコロシアイをさせるための空間を提供しています。そうすることにより、首謀者は円滑にコロシアイを運営できるほか、犯人・被害者だけでなく、使われる凶器や殺人方法までもをあらかじめ予測することができます。 このため、V3においては被害者・加害者関係なく「誰が死ぬか」がエリアが開放されるごとに予想できるようになっていました。研究教室が出る順番もその一つと言えます また、この章で唯一予測から外れたのは「昆虫でなごもう会」の開催です。しかしこの会は、夜時間の皆のアリバイを複雑にし、裁判を盛り上げてくれました。首謀者にとっては嬉しい予測外れだったことでしょう。   3章は、首謀者の予測というよりは理想、願望通りとなった章です。安定した運営よりも欲、つまり「  今まで「死ぬ・殺す動機」を確実に与えることによって自分の予測通りにコロシアイを運営していった首謀者ですが、今回の動機である屍者の書は、真宮寺にかごのこ(女性を1人殺す)をさせるためのものです。真宮寺に植え付けた記憶と、屍者の書とかごのこが出たことによって、真宮寺が女性を殺す事は確実なものとなりました。 よく存在の意味などを考察されがちな屍者の書ですが、私は屍者の書の効果である死者の蘇りには大した意味は無いと考えています。むしろ、元から蘇りの儀式を行う前に殺人を起こさせ、裁判後に回収する予定だったのではないでしょうか。 「実は皆生きているかもしれない」と言うアンジーに、真宮寺が「じゃあかごのこで死者を呼び出してみよう」と言ってもおかしくありません。かごのこを行えるセットがあるのなら尚更です。かごのこは、真宮寺にとっては凶器と同じようなものだからです。元から真宮寺もそうする予定だったのでしょう。だから、いつでもかごのこを行えるように、茶柱を殺す前からシーソートリックの準備をしていたのです。 また、今回は首謀者は被害者までは予測していません。少なくとも、かごのこによって茶柱・夢野・アンジー(生存者の中から入間・春川・首謀者を除いた女性)の中から誰か1人死ぬということが確定しているだけです。さらに、もう1人確実に殺させる・死なせる動機を首謀者は用意出来ていませんでした。かごのこの場合は2度行うことはまずないからです。元々3章の被害者は1人の予定だったともとらえられます。 そこで頼ったのが、「かごのこの準備をしている真宮寺とアンジーが遭遇する」という偶然です。 しかし、これはあくまで模倣です。 実際にその偶然を起こさせるために、首謀者はかごのこを行える場所と火がある場所を一致させ、3階にあるものだけで密室トリックを作成できるようにしました。(才囚学園の設計は基本的にチーム しかし、アンジーと茶柱の死は、夢野を大きく成長させすぎてしまいました。もしかごのこのみ行っていたならば、口寄せはV3と同じように茶柱が行っていたでしょう。本来の犠牲者は茶柱のみだったのです。もしアンジーが生き残っていたら夢野はずっとアンジーに依存したまま成長しなかったでしょう。 また、4章の予測も困難にしています。もしアンジーが生き残っていたら、入間は生徒会で場をかき回したアンジーを狙っていたでしょう。しかしアンジーは死に、入間は王馬を狙いました。このことによって、4章の事件へ王馬が介入するチャンスを与えて首謀者の座を乗っ取られ、5章終了までほぼ予測することを許されなかったのです。  4章についての事前予測は、もはや「入間が死ぬ」という事だけでした。アンジーが死に、入間が標的を王馬にしてしまったからです。アンジーが死んだことにより、入間が狙うであろう人物はもう王馬しかいません。当然首謀者は、植え付けた設定上、彼がただで死ぬ人間ではないと考えます。 そこで、「王馬がカードキーを奪い取って1人で外の世界の真実を見る」という偶然に期待し、彼を先に絶望させておこうとしました。絶望させる=行動 また、これには しかし、王馬は外の世界の真実を首謀者の嘘だと考え、自らの推理を展開させました。その推理はカメラには映らないものなので、首謀者は真実に絶望しなかった事は把握できますが、王馬がそこから推理し、しかもそれが大体当たっていることは知る由もありません。よって、ここからは首謀者の予測は通用しなくなり、本編のような王馬の独壇場となってしまいます。 王馬が推理した事は、「外の世界は滅びてなんかいない。必ずこのコロシアイは誰かに見せている」という事です。この予測外の推理は、王馬を「超高校級の総統」という、首謀者目線で物事を考えられる才能にしてしまった首謀者の失敗とも言えます。 ここから彼は、コロシアイに勝利する条件を「視聴者が運営側に愛想をつかす」、つまり「運営側の不祥事を作る」もしくは「コロシアイが起こらない状況を作る」ことであるとします。ここについては5章で詳述します。 そのため、入間が自分を狙っていると知ったら、勝利条件である「コロシアイが起こらない状況を作る」を達成するための計画を実行するチャンスだと思います。それが「首謀者の座を乗っ取る」という事だったのです。 元々、彼の勝利条件の中に「コロシアイが起こらない状況を作る」は1章のタ 首謀者が自分の予測を確定させたのは、王馬が その時点での入間・王馬以外の生き残りの中で、王馬に唆されて人を殺す人物が思い浮かばなかったからと言えるでしょう。唯一騙されそうなゴン太も、V3では意識にも何らかの障害が出たからという理由(本当かどうかは分からない)で入間を殺したので、首謀者はそこまで予測できません。意識に障害が出て人を殺すのなら、変な話誰でもクロになる可能性があったからです。 首謀者の願望とすれば、ゴン太がクロになって欲しかったでしょう。実際ゴン太が死ぬ理由として、首謀者は「王馬に騙されること」を設定していました。もしその設定が4章(筋肉枠)というタイミングで発揮されるなら、これ以上に良い事は無いでしょう。 そして、実際にゴン太が入間を殺したわけですが、裁判の主導権はゴン太にはありません。プログラム世界での記憶を無くしているからです。もっとも、記憶があったとしても王馬に「余計な事は喋るな」と言われていたでしょうが…。 首謀者は、ここでもっと早く違和感に気づくべきでした。今回の学級裁判は、王馬がヘイトを集め、最原と百田を切り離すためのものになっていたのです。王馬は、この二つの目的をすべてこの学級裁判で達成しています。 一見最原・百田・王馬が順番に主導権を握っているように見えますが、実際は王馬は最原に主導権を握らせようとしています。つまり、実質的な主導権はすべて王馬が握っていたのです。このタイミングで気づけなかったので、のちのちの対策が雑なものになってしまい、なにより王馬は「首謀者を騙る」という目的を達成してしまいました。  5章においては、もし最原がいなかったらここで 「王馬が絶望の残党である」という思い出しライトを使うまで、主導権はすべて王馬が握っています。百田が そして、皆に外の世界の真実を見せます。外の世界の真実が使われるのはここで3回目ですが、やっと全員に明かされます。ここで王馬は、自分の推理を元に真実を明かし、自分が首謀者だと言います。首謀者は、やっと王馬に外の世界の真実を見せた事を後悔 何より、王馬の推理が的を得ていたということに驚いたはずです。元々この真実(嘘ですけど)は、おそらく1‐6章のように学級裁判中に明かされるものの予定でした。自分が皆を絶望させるための材料を、彼に使われてしまったのです。しかも、この時点でもまだ首謀者は王馬が視聴者の存在に勘づいていることに気づいていません。 王馬がコロシアイに飽きたと言い、こう着状態になってしまったV3。このままでは、 そしてその思い出しライトを使った最原たちは、首謀者の予測通り王馬に立ち向かうことを決意します。思い出しライトと王馬の話にはいくつか矛盾がありますが、「嘘つき」である王馬小吉の話と(現時点で)自分の記憶を呼び起こすものである思い出しライトのどちらを彼らが信じるかなどは、言うまでもありません。 首謀者が希望を与えるなんて、 ですが、百田が王馬を庇ったことにより、春川の計画は失敗し、解毒薬も王馬に奪われてしまいました。しかし王馬にとっては、この一連の流れを春川、そして首謀者に見せることが重要だったのです。王馬は、春川が格納庫に来た時点で、元々の「コロシアイが起こらない状況を作る」計画から「運営側の不祥事を作る」ための計画に切り替えました。 元々王馬は、もしコロシアイが起こらない状況になった時、首謀者が何もしないわけがないと考えていました。そして、もし自分を殺そうとする者が現れたときのために、自分をシロ、百田をクロとした殺人計画を立てていました。この計画を実行できるのは、嘘のエキスパートである王馬と百田しかいなかったのです。 そして、計画を実行しました。解毒薬を飲むフリをして春川を、エレクトボムを使ったことにより首謀者を、死体をプレス そのため、もし最原が春川を犯人としていたら、 しかし、首謀者が安堵するもつかの間、今度はキーボのアンテナが折れてしまいます。これにより、V3における「最後に生存者を絶望させる材料」として、この世界がフィクションであるという事を使わざるを得なくなりました。詳しくはこちらをご覧ください。  キーボが学園を壊している間、首謀者は必死で裁判の展開を考えていました。キーボによって全ての部屋に入れるようになったので、自分が首謀者だと暴かれるきっかけは、1章事件の真犯人であるということに決定していたからです。裁判が開かれることはほぼ明確でした。 また、5章で浴びせた思い出しライトにより、この世界がフィクションかもしれないと思わせる材料もありました。あとは、首謀者である自分の口から真実か嘘か分からないような真実を言い、キーボ(視聴者)以外の全員を絶望させるだけです。 首謀者の予測では、キーボが希望を持つきっかけをつくり、そこでさらに成長した最原が改めて希望を持って絶望である自分を論破してくれることになっていました。もしそうなっておしおきを受けることになったとしたら、首謀者は満面の笑みでおしおきを受けていたでしょう。 なので、6章は最原が「僕は希望を否定する」と言い始めるまでは、首謀者の直前の予測通り進んでいきました。最原が希望を否定してしまったおかげで、最終的には 最原が希望を否定した原因として、最原の初期設定を弱くしすぎたことが挙げられます。初期設定が弱いということは、それだけ成長する機会が多いということです。正攻法で首謀者に挑んだ赤松や天海、嘘を使って首謀者を騙そうとした百田や王馬の失敗から成長した最原は、 その別解こそが、希望でも絶望でもない終わりだったのです。最原は、赤松や天海のように首謀者を相手にせず、百田や王馬のように嘘で丸め込むでもなく、真実で世界と戦いました。 首謀者を相手にしたらV3は終わりますが、  今更ですが、ここで言う「首謀者」とは白銀を、「黒幕」とはチーム 首謀者の失敗:正直、これが実行犯が失敗した八割の理由といってもいいでしょう。アンジーが死んで4章の予測が困難になったのも、王馬に首謀者を騙らせる隙を作ったのも、要所要所で 「アンジーと真宮寺が遭遇する」という偶然を起こしてしまったせいで、アンジーが死ぬ→入間がターゲットを王馬にする→王馬が4章事件に関わる→入間とゴン太を使ってヘイトを集められる→首謀者を騙られる→最原がこの世界の真実や「別解」に気づくという負のスパイラルが起こってしまいました。  黒幕の失敗:行動理念の予測が難しい「※ 今までの しかし王馬の場合、行動理念は「コロシアイに勝つ」ことですが、彼は「嘘つき」という設定があるうえ、誰よりも早くV3世界について考えられる機会が与えられます。十神は嘘つきではありませんでしたし、 まず、嘘つきという設定によって、「コロシアイに勝つ」というのがどういう意味で勝つことなのか分からなくなります。そもそも、もし彼の言う「コロシアイに勝つ」の意味が分かっていたのなら、首謀者は王馬が行動し始めた時点(4章)でそれを全力で止めているはずです。彼がもしコロシアイに勝つ、つまりコロシアイを終わらせてしまったら、V3は盛り上がらなくなってしまうからです。 今までの 本来  今回はV3全体のまとめ、というよりは黒幕や首謀者よりの考察になりました。かなり他の人の影響を受けていると思うので今(もしかして:〇〇さん)と思っている方もいると思います。すみません。ぜひその方の考察も読み直してみてください。

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