ヴァイオレットエヴァーガーデン 下巻 ネタバレ

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Powered by 引用をストックしました引用するにはまずログインしてください引用をストックできませんでした。再度お試しください限定公開記事のため引用できません。 ヴァイオレット・エヴァーガーデンの原作小説の上巻に 「囚人と自動手記人形」 という話があります。 ヴァイオレットはアルタイル刑務所に収監されている重犯罪人エドワード・ジョーンズの代筆を行うた … via PressSyncヴァイオレット・エヴァーガーデンの下巻の感想になります。小説版だけに出て来るキャラクターや、アニメと小説で性格が異なるキャラクター、展開の相違点等に触れたいですね! ネタバレ注意ですよ!!下巻の方の構成は、「少佐と彼のすべて」「少女兵と彼女のすべて」「花婿と自動手記人形」「半神と自動手記人形」「飛行手紙と自動手記人形前編・後編」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」この七章だてでした。アニメ版と被っているのは、「飛行手紙と自動手記人形前編・後編」「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」これだけで、後はオリジナルストーリーになります。アニメ版と被っている部分も、全部同じというわけではありません。飛行手紙~は、アニメの最終話のエピソードになっておりましたね。あれだけ観た限りですと、単に飛行機から手紙をバラ撒くだけのイベントのようでしたが、小説版ではその意図がちゃんと書かれていました。参加者が手紙を書き、飛行機でばらまいてもらう。拾い上げた者は、手紙の送り主を応援するという素敵なイベントだったんです。このイベントでヴァイオレットは、ギルベルト少佐の兄であるディートフリートに久し振りに会う感じです。そして、会話の中からギルベルトが生存しているのだと知ります。また、小説最終章のエピソードは、アニメ版12話の大陸横断鉄道乗っ取りの部分とかぶるわけなのですが、小説版の方が背景が丁寧に述べられるとともに、戦闘描写も巧みでしたね。それに、大ピンチなところで、大佐が現れて、ヴァイオレットを救うんです! メチャメチャ盛り上がりそうな部分なのですが、なんていうんでしょう、ギルベルトが人質救助作戦にガッツリと関わっていた所為もあり、何だかインペクトが欠けていたかもしれない……。そこは、少佐の存在を隠しに隠して、ここぞという所で出すべきだろう!! と思っちゃいましたw いや、少佐視点があったから、この事件の全貌が掴みやすかったので、単なる願望なのですがね。下巻で印象的だったキャラクターはホッジンズと、小説版オリジナルのラックス、そしてアニメ版と若干性格が異なるカトレアとディートフリートも面白かったですね。まずはホッジンズから感想を書いていきます。彼はアニメ版と性格がほぼ同じで、ヴァイオレットの保護者な感じです。しかしながら小説版ではより、ヴァイオレットの人となりに惹かれているんですね。彼女がギルベルトに引き取られた直後の演習場での虐殺を、ホッジンズも見ていて、苦手意識を感じていたわけですが、病院で再開したヴァイオレットの可愛らしい態度から、庇護対象と見做しました。アニメ版では渋々面倒を見ているという描かれかたをしていたのかな?だから自分、アニメ版ラストで、ホッジンズが未来の娘にあてた手紙に「???」ってなったんですよねw未来の娘とかいって、実はヴァイオレットにこうやって生きてほしかった、みたいな感じだとは思ったのですが、アニメ版での彼等の関わり方ってそこまで、濃密だっただろうか? と疑問でしたねwですが、小説版を読んでみると、ホッジンズがかなりヴァイオレットに入れ込んでいるのが分かります。ギルベルトとは違い、完全に保護者として、ですね。だから、小説を読んでからアニメを観ると、あの手紙について感動出来ると思うんですよね。保護者として、だとエヴァーガーデン家についてもアニメ版と異なっていました。老夫婦に引き取られる事になったヴァイオレットですが、小説版ではかなり可愛がられているんです。養女とはいっても、どちらかというと孫みたいな感じですね。ティファニーさんはヴァイオレットに対してあれやこれやと、チャレンジさせてみたり、礼儀作法を叩きこんだりなど、人間としての土台を作ってあげた感じでしょうか。夫よりも大事だという姿勢は、好感が持てました。この辺はアニメ版でも同様でよかったのでは?と思うのですが、より可哀そうな感じにしたかったんですかね。次にラックスです。彼女は小説オリジナルストーリーである「半神と自動手記人形」に出て来た14歳の女の子です。神話の中で描写される半神とよく似た姿をしていたために、宗教団体に監禁され、14歳の誕生日に殺されかけるところをヴァイオレットに救われ、CH郵便社で働くことになったんです。自らも不幸な身の上であるにも関わらず、同じく半神に外見がにていると目を付けられたヴァイオレットを逃がそうとしたり、その所為でシスターたちにボコボコにされるなど、気の毒な事になっていた少女でした。しかしながら、ライデンに来てからは、ホッジンズの秘書として働き、ヴァイオレットとの友人になりました。彼女がアニメ版で出なかったのは、半神~のストーリーを削るためかもしれません。外見はアニメ版で出て来たエリカに似ているかな、と思います。ですけど、ベネディクトに惚れるわけではなく、外伝の方で微妙にホッジンズとフラグがたってましたwカトレアは、アニメ版だと、ヴァイオレットを導き、フォローするよき先輩ドールでしたが、小説版の方はというと、子供っぽいです。アニメ版のアイリスに近いかもしれないですね。ヴァイオレットに興味を持ちつつも、どう接しようか悩んでそうです。ドールの職に就く前はというと、格闘家をやっていたそうです!! どうやら、ホッジンズは、腕っぷしの強い者を郵便社に集めたみたいですね。ディートフリートは、アニメ版ではドSな感じで、ヴァイオレットを手荒く扱っていたイメージがありました。ですが、この下巻では、結構明るい感じの良い兄ちゃんな雰囲気でした。ヴァイオレットとの過去が明かされ、彼の仲間が彼女に虐殺されたのが分かりました。そして、命令を欲しがられ、付きまとわれ、苦手意識が刷り込まれたみたいです。殺人人形であるヴァイオレットを弟に押し付けた事に負い目を抱いてもいたようでした。アニメ版は作画やBGM、演出の巧みさから、要所で泣き所があり、一つの作品として素晴らしいものでした。しかしながら原作から無理矢理キャラクターやストーリーを変えたため、そして感動するポイントをガッツリ作り過ぎたため、どこかしらで歪が生まれてしまっているように感じました。その点でいうと、原作では”キャラクターの思考&行動がなんらかの結果を生む過程”等がスッキリとつながっています。ヴァイオレットの立ち居振る舞いの美しさ一つをとっても、エヴァーガーデン家に良家の令嬢としての振る舞いを教え込まれたからだというのが明らかになるので、やはり小説の方が背景がシッカリしていると言えるでしょう。大陸横断鉄道のエピソードでもそうですね。アニメ版を観ていると、ギルベルトの役割がそっくりそのままディートフリートに任されてしまっているわけなのですが、海軍に所属する彼が、作戦にメインで関わるのは結構な違和感がありました。そこまでしてギルベルトを出したくないのなら、別の軍人キャラを用意してもよかった気がしますね; ヴァイオレット・エヴァーガーデン 製作委員会 配給 松竹: 封切日 2019年 9月6日: 上映時間 90分 映画:劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 原作 暁佳奈 監督 石立太一 脚本 吉田玲子 キャラクターデザイン 高瀬亜貴子 音楽 Evan Call 制作 京都アニメーション 暁佳奈氏の「感想を書きますが、ネタバレを含むので気をつけてください。最後にQ&Aも。    中核となる物語を簡単に紹介。 本作の小説は、短編と長編に分かれており、短編ではヴァイオレットの代筆屋として各地に派遣されて様々な人に出会う話が描かれています。長編では彼女の過去を中心に、物語全体に関わるエピソードが描かれています。 小説の一番最初は短編で、まるでヴァイオレットがアンドロイドか何かのように読者に勘違いさせるようにミ ヴァイオレットは元軍人という設定がありますが、自分から望んで軍に入っていたわけではありません。彼女は幼少期にディートフリードという男に拾われるのですが、身寄りがない孤児であるだけでなく、大人の命令に忠実で、異常なほど戦闘に長けている特殊な人間でした。軍は彼女の強さを活かし、戦争の道具として利用する事に決めます。 ディートフリードの弟のギルベルト少佐がヴァイオレットを引き取り、育て、自分の部隊で戦争に参加させます。ヴァイオレットはその強さを遺憾なく発揮し、名を馳せていきます。 しかし、戦争も終わりに差し掛かった頃、とある作戦でギルベルトもヴァイオレットも瀕死の重傷を負ってしまいます。ギルベルトは戦争の ギルベルトは自分の存在がヴァイオレットを不幸にすると思い、自分が戦死したという嘘の情報を流してヴァイオレットから身を引きます。 作戦で腕を失っただけでなくギルベルトも死んだと聞かされ途方に暮れたヴァイオレットでしたが、ホッジンズの説得もあり貴族のヴァイオレットはギルベルトの友人であるホッジンズが設立したC・H郵便社に招かれ、そこで代筆屋として働くことになります。 代筆屋の仕事で各地に派遣され、様々な人と出会い、彼らの想いに触れ、ヴァイオレットは成長し、より人間らしい感情を手にしていきます。複数の短編は本作全体の半分程度を占めています。 仕事で派遣された先での出会いや、同僚との関わり合いの中で人間として成長をしていきましたが、ヴァイオレットはギルベルトが生きているのではないかとずっと考えていました。ヴァイオレットはディートフリードに久々に再会します。ディートフリードは直接答えませんでしたが、ヴァイオレットは彼の言動からギルベルトが生きている事を確信します。 そしてある日、ヴァイオレットが旅先で乗っていた列車が戦争の火種になると察したギルベルト達軍部は乗っ取られた列車の奪還を図り・・・そこでヴァイオレットとギルベルトは再会を果たします。  全体的には重厚感のあるストーリーですが、ヴァイオレットと同僚達の会話や派遣先でのエピソードの中には和やかなものもあったりします。私個人としては台詞回しや文章が若干くどい箇所が何箇所かあります。また、究極的にはストーリー全体で傑出したものを感じられなかったというのがあります。特にヴァイオレットがギルベルトに恋愛感情を抱いているというのが中盤から終盤で描写されているのですが、ここの心情描写が雑に感じられ、あまりにもキャ 良かった部分は、短編でヴァイオレットが様々な人々と交流する場面です。もしかしたら本筋より短編のエピソードが好みという人も多いかもしれません。多くのエピソードはヴァイオレット視点ではなく、その話ごとの主人公がいるのが面白かったです。 ヴァイオレットと郵便社の面々との会話は面白いものが多かったので、もうちょっとベネディクトやカトレア、ラックスといった郵便社のメンバー達との会話やエピソードが読みたかったです。 ここもネタバレあるので注意元々はオーランドという博士が開発した自動タイプライター。そこから転じて代筆業をしている人も愛称でオートメ 人間。戦時中にディートフリードにどこかで拾われてきた。本名は不明。親族の存在も不明の孤児。「ヴァイオレット」はギルベルトが命名。幼少期から戦いと大人の命令に従う事のみを覚えさせられていた模様。その力を買われて従軍することに。退役後にギルベルトの計らいでホッジンズの郵便社に招かれる。以降、同社で代筆屋として各地に派遣される。短編の中では、ある小説家は彼女の義手とあまりの感情のなさに本当に機械の人形だと勘違いした。 ヴァイオレットは代筆屋になってからも不可避の場合には戦う場面がある。基本的に相手を殺すことはしなくなっている。  依頼主が口頭で伝えた内容を手紙に綴る事。つまり代筆。CH社の売りは依頼があれば山奥だろうが紛争地帯だろうがどこへでも駆けつける事となっている。ただし、代筆以上の事はしない(はずだが・・・)。  架空の世界で、ヨーロッパのどこかをモチーフにした国が舞台。1900年代前半のような雰囲気だが、一部のテクノロジーはかなり進んでおり、ヴァイオレットの義手もその一つ。   

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