恐竜という言葉はリチャード・オーエンが 作った「ダイノサウリア:恐るべきトカゲ」を 和訳した言葉だが、 この「恐竜:恐龍」は中国語としても そのまま使われている。 なぜ中国人は日本語の「恐竜」を借用せずに 「恐蜥とか「怖蜴」ってしないんだ? モノニクス モノニクスは白亜紀前期のモンゴルにすんでいた獣脚類です。 ダチョウのような体型で、目が大きくクチバシを持ち、以前は鳥類ではないか、とされていました。 前肢の指が退化して無くなり、大きな親指 ... 恐竜(きょうりゅう)は、脊椎動物の分類群の一つである。 中生代 三畳紀に現れ、中生代を通じて繁栄した。 多様な形態と習性のものに適応放散し、陸上動物としては非常に大きくなったものもあったが、約6,600万年前の白亜紀と新生代との境に多くが絶滅した。 今回はGoogleの月間検索数をもとに、「日本で検索されることが多い恐竜」をランキングにしてご紹介します。大雑把なデータであるため同順位のものも多く存在しますが、中々面白いデータがとれたと思います。翼竜、首長竜、魚竜も含めて集計しました。()内の数字は月間の検索数を表しています。それでは検索数で見る人気の恐竜ベスト50を見ていきましょう!50位にランクインしたショニサウルスは三畳紀の海を支配した史上最大級の魚竜です。全長15m、体重35tに達するその巨体は、頭、胴体、尾の長さが均等な非常に珍しい体形をしていました。 プシッタコサウルスは二足歩行をしていた小型の草食恐竜です。体長は1mから大きくても2mほどでした。二本の足で歩きますがプロトケラトプスに近い仲間で、鳥のクチバシのような口が特徴の愛嬌がある恐竜です。 46位にランクインしたコエロフィシスは小型の肉食恐竜で三畳紀の地球に生息していました。体長は3mほどありましたが体重は30kgほどしかなく、非常に細い身体つきをしていたことがわかります。餌にしていたワニと骨格が似ていたため共食いをしていたと勘違いされた経緯もありました。 カマラサウルスはジュラ紀の地球で最も繁栄した草食恐竜です。体長18m、体重20tの巨体でしたが他の草食恐竜と比べると特別大型というわけではなく、それが理由で数を増やすことに成功したといわれています。 デイノケイルスは白亜紀に生息していた恐竜で、2.4mもある大きな腕を持っていました。そのため名前には「恐ろしい手」という意味があります。 38位にランクインしたランフォリンクスはジュラ紀の空を自由に飛び回った翼竜です。翼を広げた長さは40cmと小さめの翼竜でしたが、鋭い牙で昆虫や魚などを捕らえる獰猛なハンターでした。 アマルガサウルスは白亜紀の地球に生息していた小型の草食恐竜です。体長は12mと小さめで背中には特徴的な帆を持っていました。白亜紀の恐竜は背中に帆を持つものが多く、これには体温を調整する役割があったといわれています。小型ですが特徴的な姿をしていますね。 特徴的な頭をしていることから有名な恐竜パキケファロサウルスですが予想に反して低い順位となりました。白亜紀に生息したパキケファロサウルスはこの頭をぶつけることで外敵から身を守っていました。頭を使ったこの攻撃は同種間での縄張り争いや雌の取り合いにも使われたといいます。 スコミムスは白亜紀に生息していた肉食恐竜です。ワニのような頭から「ワニもどき」という名前が付けられています。スピノサウルスの仲間で魚を食べていたのではないかといわれています。 アクロカントサウルスは白亜紀に生息していた大型の肉食恐竜です。当時の北米では最大の肉食恐竜で体長は13mもありました。背中には体温を調整するための帆がありますがアロサウルスの仲間です。 エドモントサウルスは体長13m、体重3.5tにまで成長する大型の草食恐竜です。カモノハシ恐竜と呼ばれる恐竜の仲間では最大級の巨体でした。ミイラ化した化石が見つかったことで鱗や皮膚の造りが知られている貴重な恐竜です。 ジュラ紀の地球に生息していたコンプソグナトゥスは小型の肉食恐竜です。ミクロラプトルに次いで小さい恐竜といわれており、羽毛恐竜であったことがわかっています。 マイアサウラは子育てをしていた可能性が高いとされている草食恐竜です。長いあいだ恐竜は子育てをしないといわれてきましたが、マイアサウラの仲間はクレーター状の巣を作りそこで子育てをしていました。その名前には「良い母親トカゲ」という意味があります。 ミクロラプトルは最小の恐竜として知られており体長は小さいもので40cmほどしかありません。羽毛のある恐竜で実際に空を飛んでいた可能性が高いといわれています。 草食恐竜の中でも比較的有名なプロトケラトプスですが、かなり低めの順位となってしまいました。トリケラトプスなどと同じ角竜の仲間ですが角がないことが特徴です。角竜の中でも原始的な体の造りをした種であることがわかっています。体長8mを超える大型の肉食恐竜アルバートサウルスはティラノサウルに近い仲間だといわれています。その姿もティラノサウルに近く大きな体に似合わない小さな手が特徴です。化石が発見されたアルバータ州からその名前が付けられました。 29位にランクインしたメガロサウルスはイグアノドンと同じく非常に古くから知られている恐竜です。恐竜の研究が進んでいなかった時代には大型の肉食恐竜はすべてメガロサウルスとされていました。そのためメガロサウルスと他の恐竜の情報が混雑してしまい古くから発見されている種にも関わらずさほど研究が進んでいません。 アンキロサウルスは骨でできた背中の装甲が特徴の大型草食恐竜です。尻尾の先はハンマー状のコブがあり攻守ともに優秀な恐竜でした。体長は10m、体重は7tにまで成長しました。 ディモルフォドンはジュラ紀に生息していた翼竜の仲間です。体長は1mほどで胴体に比べて非常に大きな頭と長い尾を持っているのが特徴です。非常にアンバランスな姿に見えますね。 クロノサウルスは体長が13mにも達した大型の首長竜です。首長竜ですが首が短い種類で、首が長い仲間よりも非常にがっちりとした身体つきをしていました。クロノサウルスは当時の海の生態系の上位に位置していました。 マメンチサウルスは中国に生息していた最大級の草食恐竜です。その体長は35mに達したと考えられており、全長の半分は首の長さでした。この長い首は移動するエネルギー消費を抑えながら広範囲の植物を食べるために進化したといわれています。 トロサウルスは陸棲動物では史上最大にあたる2.6mの大きな頭をしています。トリケラトプスなどと同じ角竜の仲間で体長は9m、体重は8.5tにまで成長しました。史上最大の名に恥じない立派な頭をしています。 プテロダクティルスはジュラ紀に生息していた翼竜です。翼を広げた大きさは2.5mもあったプテロダクティルスはジュラ紀最大の飛行動物でした。この種類の翼竜の中では最も古い種として知られています。 スティラコサウルスは白亜紀に生息していた角竜の仲間です。体長は5m、体重は3tほどと角竜の仲間としては比較的小型の恐竜でした。 ユタラプトルはユタ州で発見された大型のラプトルです。ラプトルの仲間としては最大種で体長は7mにまで成長しました。巨大な体と鋭い鉤爪を持つ当時の優秀なハンターです。 ケラトサウルスはジュラ紀の地球に生息していた肉食恐竜です。頭に角があるのが特徴で非常に鋭い歯を持っていました。その名前には「角のあるトカゲ」という意味があります。 22位にランクインしたリオプレウロドンはジュラ紀の海で生態系の頂点に位置していた大型の首長竜です。体長は11mほどで非常に大きな顎と強力な咬む力を持っていました。ここから上位は月間検索数が1000件を超えてきます。 ディプロドクスは体長35mにまで成長する大型の草食恐竜です。しかし、体重は40tほどとこの種類の恐竜にしては細めの身体つきをしていました。ディプロドクスなどの首の長い草食恐竜は尻尾を鞭のように使い肉食恐竜から身を守りましたが、鞭と同じようにその速度は尻尾の先端で音速を超え、破裂音のような衝撃波を発したと考えられています。 イクチオサウルスは現存のイルカに似た魚竜の仲間です。ジュラ紀の海では優秀なハンターで、非常に高速で泳ぐことが出来ました。イクチオサウルスは魚竜の中では1番有名な種です。魚竜については関連記事でも詳しく触れています。関連記事: 19位にランクインしたデイノニクスは白亜紀に生息した肉食恐竜です。体長は4mありましたが、体重は70kgしかないスマートな身体つきをしていました。非常に獰猛な捕食者であったと考えられており、鋭い鉤爪と時速50kmで走行可能な高い瞬発力を持っていました。エラスモサウルスは非常に有名な首長竜です。体長14mに対して8mを超える長い首を持っていました。泳ぎは上手くありませんでしたが、長い首を器用に動かすことで餌となる魚を捕獲していました。 タルボサウルスは白亜紀の地球に生息していた大型の肉食恐竜です。その体格はティラノサウルと同等で、当時の東アジアでは肉食恐竜で最大の大きさを誇りました。 ランキングも15位を切りました。ここからは有名な恐竜が多数ランクインしてきます。アルゼンチノサウルスは陸棲動物としては史上最大級といわれている超大型の草食恐竜です。ブラキオサウルスやアパとサウルスが絶滅したずっと後の白亜紀後期に生息した新しい種類の竜脚類です。以前は体長は45m、体重は110tもあったとされていましたが、現在ではもう少し小さかっただろうとされています。 イグアノドンは恐竜研究の黎明期に発見された有名な恐竜です。発見した古生物マニアのマンテルはある日イグアナに似た巨大な歯の化石を見つけます。マンテルはこれを太古の地球に存在した巨大なイグアナのような爬虫類であると考えました。彼の復元したイグアノドンは体長70mもあったとされ世界中にセンセーションを巻き起こしました。しかし、後の研究で判明した実際のイグアノドンの体長は7mほどでした。 パラサウロロフスは頭のトサカが特徴的な白亜紀の草食恐竜です。このトサカは振動させることで大きな鳴き声をあげる手助けをしていたといわれています。見たことのある恐竜が増えてきましたね。 プレシオサウルスはジュラ紀に生息していた比較的小型の首長竜です。ネッシーの正体ではないかと噂されたことで一躍世界中に知られることとなりました。体長が2~5mと小さいのが特徴です。首長竜については関連記事でも詳しく触れています。関連記事: 13位にランクインしたカルノタウルスは白亜紀に生息していた大型の肉食恐竜です。「肉食の雄牛」という意味のある名前が表すとおり頭には雄牛のような角が生えていました。後肢が発達しており高速で走るのに適した体をしていたことから、生きた獲物を狩る積極的な捕食者だったと考えられています。 ケツァルコアトルスは白亜紀の空を飛んでいた史上最大級の翼竜です。翼を広げた長さが18mにも達する巨体にも関わらず、体重は70kg程度しかなく飛行に特化した体の造りをしていました。以前は史上最大の飛行動物と呼ばれていましたが、新しく発見されたアランボウルギアニアがケツァルコアトルスよりも大きいとする説が浮上し、現在は最大級に修正されました。 ギガノトサウルスはティラノサウルスが所属する獣脚類の中でも史上最大級の大型肉食恐竜です。体長13m、体重13.5tの大きな体にも関わらず脳はバナナ程度の大きさしかなかったといわれています。最大級の巨体でありながら非常に小さな脳で生きていたことに驚きです。 有名な肉食恐竜のアロサウルスも10位以内ランクインすることが出来ませんでした。アロサウルスはティラノサウルスと共に大型の肉食恐竜として世界中で知られています。非常に大きく口を開けることが可能で大型の草食恐竜を積極的に捕食していたといわれています。 10位にランクインしたのは世界中で人気の草食恐竜であるステゴサウルスです。背中の骨板が特徴のステゴサウルスはジュラ紀から白亜紀にかけて非常に長いあいだ繁栄を極めました。背中の骨板は風に当てることにより体温を下げる役割があったと考えられています。また尻尾には4本の棘があり、肉食恐竜に襲われた際もこの尻尾を相手に叩き付けて応戦していました。このステゴサウルスを襲うには捕食者側にも相当のリスクがあったはずです。 9位にランクインしたブラキオサウルスはジュラ紀の地球に生息していた大型の草食恐竜です。体長は25m、体高は16mにも達し、近年になってさらに大型の恐竜が発見されるまで最も大きい恐竜として世界中に知られていました。体重は50tもあったためジュラシックパークで登場した際に見せた後肢二本で立ち上がるようなことは不可能だとされています。 同じくジュラシックパークに登場したヴェロキラプトルが7位にランクインしました。映画でも描かれたとおりヴェロキラプトルは非常に頭のいい恐竜でした。しかし、現在では羽毛恐竜だったと考えられており映画の中のヴェロキラプトルとは違った姿で復元されます。体長は2mと肉食恐竜の中では小型でしたが、高い知能と鋭い鉤爪を持つ非常に強力なハンターでした。 7位にランクインした始祖鳥はジュラ紀に生息していた、確認された中で最古の鳥類です。非常に原始的な種であり、恐竜と一緒に語られることが多いため今回ランクインさせました。体中が羽毛に覆われてはいましたが、口には鋭い歯が並び、鋭い鉤爪も持っていました。始祖鳥の発見以降、恐竜と鳥類が種として非常に密接に関わっていたことが判明しました。 6位にランクインしたのは世界で最も有名な翼竜プテラノドンです。白亜紀の地球に生息していた大型の飛行動物でその体長は9mにも達しました。更なる巨大種が発見されてた今でも翼竜の代表格として世界中で語られており、知名度は1番といえるでしょう。正確にいうと翼竜は恐竜ではありません。詳しくは関連記事の中でも触れています。関連記事: 最強の恐竜としてティラノサウルスと並んで語られるスピノサウルスが4位にランクインを果たしました。比較的新しく発見された恐竜ですが、映画ジュラシックパークに登場したことであっという間に世界中に浸透しました。体格は肉食恐竜の中でもトップクラスですが、魚を主な食糧にしていたと考えられています。頭はワニのような形状をしており、背中には体温調節のために帆が張られていました。 スピノサウルスに並んで4位にランクインしたのは世界一有名な角竜トリケラトプスです。体長9m、体重8.5tの大きな体と3本の立派な角を持っていました。白亜紀を代表する草食恐竜としてティラノサウルスと並んで語らえることが多い恐竜です。巨体にも関わらず時速50kmで走行することも可能で、トリケラトプスを餌にしていたティラノサウルスでも油断すれば致命傷を受けることになったでしょう。 3位にランクインしたのは白亜紀の海の支配者モササウルスです。海棲爬虫類としては最大級でその体長は18mにまで達しました。恐竜時代の海を語る上では欠かせない存在のため上位ランクインは納得ですが、スピノサウルスやプテラノドンを抑えての3位入りは驚きです。モササウルスはその巨体とワニのような強力な顎で、当時の海の捕食者として圧倒的な地位を確立していました。 遂に1位の発表です。人気の恐竜1位には2匹の恐竜が並んでランクインすることになりました。その1匹目がティタノサウルスです。ティタノサウルスは白亜紀に生息した草食恐竜で、体長は18mと同じ竜脚類の中では比較的小型の恐竜です。ギリシャ神話の神「ティターン」からその名前が付けられており、ブラキオサウルスなどに近い仲間です。正直、モササウルスやトリケラトプスを超える知名度があるとは思えませんでしたが、調べたところ恐竜キングなどのゲームのキャラクターとして使われていることがわかりました。また、ティタノサウルス自体は小さめの恐竜ですが、同じティタノサウルス類に含まれる新種の恐竜が世界最大種として発見されたため検索数が増えたものと思われます。一文字違いのためティラノサウルと間違っての検索も多そうですね。出典: 予想どおり堂々の1位にランクインしました。恐竜の王様ティラノサウルスです。古くから最強の恐竜として多くの恐竜ファンから支持されており、ジュラシックパークなどの映画でも大きく取り上げられる恐竜を代表する存在です。生物史上最強ともいわれる顎の力を持っていました。また、王を意味する「レックス」という通り名で呼ばれており知名度、人気ともに最強の恐竜といえると思います。本当に最強だったのかについては関連記事でも触れています。関連記事: いかがでしたか?検索数で並べることで最新の恐竜トレンドを知ることができました。知名度が高い恐竜についてはまた個別で記事にしていきたいと思います。次の記事 GIBEONGIBEON(ギベオン)は宇宙、地球、動物の不思議と謎を発信するミステリー情報メディアです。眠れない夜の暇つぶしにでもなれば幸いです。 © 2020 ギベオン – 宇宙・地球・動物の不思議と謎 All rights reserved.
中国名「覇王竜」というらしいです。 カッコイイ!! 恐竜の名前、〇〇ザウルスは中国語では全部、〇〇竜となってました。竜か〜! こんなんがゴロゴロいるので、恐竜好きはもちろん、子供達みんな大喜び〜! ただ、説明書きはもちろん中国語。 シノサウロプテリクスを描いてます。どんな風に描いているか興味のある方はご覧ください。アウロラケラトプス アウロラケラトプスは白亜紀前期の中国にすんでいた角竜類です。 あるんだかないんだか分からないくらいのフリルを持つ2足歩行の角竜類です。 角竜類のなかでも、原始的な仲間から少しだけ進 ... トロオドン トロオドンは中生代 白亜紀後期の北アメリカにすんでいた獣脚類です。 恐竜類の中で最も鳥類に近いとされるトロオドン科の代表種で、営巣の方法も鳥類に近い習性を持っていたようです。 もくじ1 ト ... フクイラプトル フクイラプトルは、白亜紀前期の日本にすんでいた肉食恐竜です。 名前に「ラプトル」とつきますがヴェロキラプトルなど(ドロマエオサウルス類)の仲間ではなく、アロサウルスに近い「ネオベナトル ...
中国の古生物学者12名が、中国におけるこの100年間の恐竜研究の中で著名な恐竜のリストを発表しました。2011年4月10日、中国古生物学者12名が共同で中国恐竜研究100年間における、「10大著名恐竜」を発表した。リスト作成に参加した研究者の1人、中国科学院の董枝明氏によると、現在名前の付けられている恐竜は1000種程度だが、この内中国における命名が170種余りを占めているとのこと。中国で人気の、ではなく、中国の恐竜研究史上における位置づけというところがミソですね。記事には詳しい解説がないので、この「10大著名恐竜」について、ちょっと調べてみました。最近は南米の三畳紀の化石が話題になることが多かったのですが、こうして並べてみると、あらためて、中国の果たしてきた役割を再認識しました。 © 2020 ひとり古生物祭り
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