人気テレビ番組の情熱大陸やプロフェッショナル風そっくりに余興動画を作る編集テクニックを紹介。結婚式の余興や、会社の忘年会、記念イベントの余興などにおすすめです。<目次>結婚する二人に、馴れ初めや新生活、将来について語ってもらう余興です。仕事紹介や趣味の紹介とも相性が良く、両親でさえ知らなかった一面が見えてくるような非常に内容の詰まったムービーに仕上がるので見ていて面白く、受けが良いのが特徴です。プロの編集技術なら本当にテレビ番組に出演したようなかっこいい出来になりますので、編集に立ち会った友人が、「こんな風に紹介してくれるなら、俺の時もこうしてほしい!」ということも多いです。これさえやれば大丈夫!というものはありません。細かい一つ一つの積み重ねが本物そっくりのクオリティになる秘訣です。左上のロゴマーク、名前やテロップ(文字)が入ると本物っぽくなります。名前は「明朝体」テロップは「ゴシック体」など書体にも気を付けたい所です。言葉につまった所や不要な部分をカットして要約します。編集テクニックというより国語力ですね。例えば実際に編集したこのケース。太字の部分を残して、それ以外はカットすることで短く要約しています。↓また、質問者の声をカットすると熱く語っているように編集できます。これは撮影テクニックになりますが、質問する声はカットできるので、インタビューされる人が話しやすいように質問してあげると良いでしょう。例えば上記の例だと、「持続可能」ですか?と聞いている部分です。もう少し聞きたい部分を「〇〇ですか?」と聞いてあげるだけで掘り下げることができます。プロフェッショナル仕事の流儀ならスガシカオのProgress、情熱大陸風ならエトピリカを使えばいいと思いがちですが、テーマ曲は最初と最後だけでいいんです。むしろ重要なのはその他の部分に入れる曲。緊張している時に流れる曲、心温まるメッセージの時の曲など感情を表すBGMを音量小さめに入れるだけで場面が生きてきます。バラバラの素材を繋ぎ合わせて一つのストーリーにまとめあげるのがナレーションの役割で、これを入れて初めて全体のストーリーができてきます。ナレーションを入れる前は完成形が見えにくいため、本当に形になるのだろうかと不安になる方が多くいます。ちなみにナレーションは来店時にリモートスタジオで収録することも可能です。事前にスマホで収録する場合はコツをお伝えしますが、編集すると内容が変わることが多いのでナレーションは一番最後に作った方が良いです。インタビューは撮れそうだけど、どういう風にストーリーを始めたらいいか分からない!という相談をよく受けます。実際の作例を見て参考にしてみましょう。冒頭のナレーションに困ったら、鉄板は時間、場所、状況の説明を一言、名前で大丈夫。映像は場所を示すために風景で始まることが多いです。周りの風景や会社の社屋、通勤風景などから選んで撮っておきましょう。ナレーション:株式会社リモスタ、午前7時。まだ人もまばらな時間に、クロスバイクで颯爽と出勤する姿があった。ナレーション:私たちはある男を待っていた。ナレーション:神奈川県横浜市。今、幸せの絶頂を迎えている男がいた。新郎太郎29歳物語の始まりが決まったら、次のパートです。ここからは自由度が高いので色々な方法がありますが、構成のネタとしては下記の物があります。注意点としては主人公インタビューだけだとドキュメンタリー番組風にはならないので、上記のリストから2つ以上は準備してください。あった方がいいのは「挫折」や「困難」にくじけそうになるシーンです。会社であればリーマンショックや東日本大震災による経営難。結婚式であればケンカした話。強いヒーローが勝ち続けるよりも、負けて悩んで強くなる展開の方が多いですよね。ドキュメンタリーも一緒です。困難に立ち向かって成功してラストのインタビューにつなぐのが王道です。編集中に「こいつしゃべれてないなー もっとましなこと言えよ」と言っている方がいますが、違います。聞けてないんです。確かに口下手な人は多いですが、質問の仕方で驚くほど変わります。例えば、「仕事で心がけていることはありますか?」という質問に対して「心がけているのは、仕事は楽しくですね」と答えがきたらすぐ次の質問に行かずに「どんな時に楽しいと思いますか?」と具体的に掘り下げてください。一問一答では主人公の良さを引き出すことはできません。インタビューは長くなったら編集でカットすればいいので、いいコメントが出るまで粘ってください。1度聞いた質問をもう1度聞きなおすのも手法の一つです。人間の耳は良くできていて聞きたい音を聞き分けられますが、カメラのマイクはそうはいきません。車の中や居酒屋など周りの騒音がうるさいと声がかき消されて何を言っているか分からないという事が起こります。そんな時に役に立つのがスマホのハンズフリーマイク。マイクを近づけてしまえば声も入りやすいわけなので、騒音環境ではスマホが意外と強いです。※ただし、マイクの接続に失敗すると音声がすべて消えます。録画したら声が入っていたか再生して確認してみてください。机があるシチュエーションなら、物陰に音声用のカメラを隠しておくのも手です。映像は使わないのでスマホの音声レコーダーアプリを使ってもOKです。設置する場所は話す人から50cm以内、近いほどいいです。重要な映像はこれです。これを押さえればかなりクオリティが上がるでしょう。撮影中は多めに撮っておいて、いらないと思ってもその場でデータを消さない事が大事です。間違って使う映像を捨ててしまったりします。本物の番組だと10時間以上の撮影素材で制作しますので大量の素材が来ても問題ありません。心配しないでどんどん撮ってください。ただし、次の撮影準備をしているのに録画ボタンを押しっぱなしにしたりと必要ない部分が多すぎる映像は使いにくいので、これだけはやめてください。建物を取る時は、なるべく全体が見える方が良いです。駅などで名前が入っている場合は尚良いです。ハンディカムがあれば良いですが、スマホで撮影する人も多くいます。(必ず横画面で撮ってください)インタビューを撮影する時は、カメラを持ちっぱなしだと疲れるので三脚があった方が楽です。ないと手が痛くなってきて途中からぷるぷるしてきて動画が手振れします。仕事を紹介する場合は、アポイントを取ったり撮影許可をもらった方が良いでしょう。せっかく撮影に行っても仕事が休みだったり撮影禁止だったりすると良い動画が取れません。冒頭で少し出てくる程度であれば職場の同僚に撮影を依頼するのも良いかもしれません。職場全体、仕事している風景、真剣な表情の3つがあれば大丈夫です。出勤途中や会社の外観があると映像のバリエーションが増えるので良いですね。撮影が終わればすぐ編集に入れるので、予約をして下さい。またその際、よく分からないことや撮影で不安なことなどあればアドバイスを受けてください。いよいよ撮影開始です。重要な映像はこれです。インタビューの音声がしっかり入っているか再生して確認します。その際、昔の写真や風景動画を別で撮ってインタビュー中に入れ込んだ方が良いことがあります。内容を聞きながら追加する素材を検討しましょう。Remote Studioに素材を持ち込んで(テレビ電話編集の場合は送って)編集開始です。あとは編集者がフルサポートしてくれますので相談しながら作り上げていきます。情熱大陸やプロフェッショナル風動画の作り方とコツを紹介させていただきましたが参考になりましたでしょうか。敷居が高そうに見えますが、1個1個しっかり準備していけばそれほど難しくはありません。人が変われば自然と内容も変わるので、毎回同じ余興でマンネリという方にはぜひおすすめです。不明な点や相談などありましたら、お客様相談窓口をぜひご利用ください。
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