畑 耕す 時期

雑穀、えごま油、ミネラル塩、甘酒畑を耕す季節は、主に秋と春があります。秋耕起は気温が低下する前の晩秋にプラウなどの農機具で粗く耕します。大きな塊で耕しても、冬期間の寒さのため、土が凍結と融解を繰り返して、固まりは細かく砕かれます。春耕起は気温が上昇する早春にロータリーなどの農機具で細かく耕します。有機物を分解する微生物が繁殖して無機化が進み、野菜の生育に必要な栄養分が出てきます。不耕起という方法もあります。たんに耕さないのではなくて、野菜を栽培しない時期に草を生やして、草の根が伸長と枯死を繰り返すことで畑を耕すのです、草の根による耕起を図るわけです。畑を耕すのは種まきの前が多いですが、作物の生育中にも行います。たとえば、野菜の生育途中に、畝と畝の間を耕したり、土の表層を浅く耕したりします。これを中耕といいます。また、野菜が倒れないように野菜類の株元に土を寄せることもあります。これを土寄せといいます。中耕や土寄せは、肥料の効果を高めるためにも行います。肥料成分のリン酸を吸収する根は土の浅い部分にありますので、中耕や土寄せをすることでリン酸の吸収を助けるのです。また、酸素が土の中に入りますので、有機物の分解も促進されます。中耕をおこなうときは、根を傷つけないように気をつけます。明渠と暗渠畑の一部に排水溝を見かけることがあります。こうした地上に設けられた排水溝を明渠といいます。明渠は、土の構造が降雨によって破壊されないためと、水の流れを良くするためにおこないます。畑の水はけを良くするために地下に水路を設けることもあります、これを暗渠と言います。深層暗渠70cmと浅層暗渠30cmがあり、2つを組み合わせて用いることが多いです。  土壌改良の効果が実感できる家庭菜園で堆肥として使用する 畑を耕す作業を含め、土作りの作業は、決して楽ではありませんが、この土作りをきちんと、やっておく事で、植物がしっかり根を張り、その後の成長にグン~っと、差が出ます。 『何故、土を耕す必要があるの?』 『どの石灰を使ったらいいの? こんにちは、暮らしの自然菜園コンサルタントのそーやんです。今回のテーマは「雑草は根から抜いちゃダメ!?」です。これから夏本番。草刈りが大変な時期になってきます。普段、皆さんは雑草を根から抜いていませんか? 実は雑草の根を残して刈ることで、土 種まきをする前や、苗を植える前に欠かせないのが、土作りです。元気な植物を育てるためのキモは『土作り』にあります。畑を耕す作業を含め、土作りの作業は、決して楽ではありませんが、この土作りをきちんと、やっておく事で、植物がしっかり根を張り、その後の成長にグン~っと、差が出ます。Contents 『何故、土を耕す必要があるの?』植物が元気に育つ環境を、どう作っていけば良いのか?何を育てるにしろ、その成功の鍵を握っているのは、やはり【土】です。土作りの基本は、いかに植物が成長しやすい環境を整えてあげられるか?です。よって、ベースとなる、【土作り】は、とても重要な役割をしています。まずは、植物を育てる前に、土を耕していきます。必要に応じて石灰、そして堆肥などの有機物を入れ『ふかふか』の土にしてあげる必要があります。そして、最後に栄養となる肥料をまくと言う作業が、一連の『土作り』の工程になります。何故、わざわざ、このような面倒な工程を踏んで、土を耕す必要があるのか?それは、植物の成長に必要な『酸素』『栄養』『ほどよいペーハー』の条件がそろった【土】にするため、『ふかふかの土にする』事は、必要不可欠だからです。 こうして植物が成長しやすい環境に整えてあげる事が、土作り基本的な作業です。初心者の方でも、注意点とコツさえつかめば、『土作り』は簡単にできます。まずは、一連の作業工程を把握し、少しづつ理解を深めていきましょう。家庭菜園初心者の方は、まずはプランター栽培や、地植えするにしても、まずは小スペースから初め、慣れてきたら、必要に応じて畑を広げていくと良いでしょう。プランターや、小スペースで家庭菜園をやる場合であれば、石灰と堆肥の作業を一気に飛ばし、ホームセンターなどでも売っている、下記のような『野菜の土』を使われても良いでしょう。土作りの手間がはぶけるので、簡単に野菜作りがスタートできます。まずは、土作りに入る前に、畑の土の状態が今、どんな感じなのか?実際に、手で土をさわって、固さや色を確認していきます。土作りの順番は、石灰→堆肥→肥料の順番で行いますが、作業する際の注意点を下記でまとめています。そして、そのひとつひとつ工程は、土作りをするにあたって、大切な作業になります。土作りを始める前に、畑スペースの縦横サイズをメジャーなどで、計測しておくと、その後、石灰や堆肥、肥料がどれくらい必要なのか?判断しやすいです。また、本来は、効果が期待できるはずの、石灰や堆肥も、施し方や量を間違ってしまうと、弊害が出る事もありますので、ここからは注意点やコツを分かりやすく説明していきますね。また、土作りですが、作物を植える2週間~1ヶ月前から、土を耕し初め、余裕をもって準備をしていきます。それでは、順番に土作りを作業を進めていきましょう。土を耕す目的は、土を深くまで耕す事で、土を柔らかくし発根を促す事にあります。また、土の中に酸素が入れる事もできますし、大きな土の塊は砕く事により、その後に入れる堆肥がなじみやすくなり、排水も良くなります。それほど固い土でないなら、剣先スコップなどで土を耕していきます。深さ20㎝~30㎝くらいまで、スコップを差し込んで、土をすくい上げては、ひっくり返していく感じです。土を耕すのは、『作土』の部分になります。作土は、作物がちょうど根を張る層になります。植物が根を伸し養分を吸収する場所になりますので、『ふかふかの土』を目指します。作土の厚さは最低でも、20㎝くらいは必要です。よって、土を耕す時は、20㎝くらい下までは、耕すようにしましょう。そして、その下の土を、『下層土』と言います。この部分は、植物を支える土台となる部分です。この下層土は、通常固い事が多いのですが、雨が止んでも『みずたまり』ができてしまう場合は、作土部分だけでなく、下層土の土壌も改良する必要が出てくる場合もあります。畑の土作りをする前に、事前に『畑の水はけ状態』も、確認しておくと良いですね。畑の土は、残念ながら、耕せば耕すほど『ふかふかになる?』わけではありません。あまり、念入りに耕し過ぎると、土の粒子が細かくなり過ぎてしまい逆効果となります。理想的な土は、適度に空気(酸素)や、養分を含んでいる事が大切で、そのためには、土が団塊構造になっている必要があります。土は耕す事で、どんどん土の粒子が細かくなっていきますが下記は、耕し過ぎて細かくなり過ぎた土です。↓ここまで、細かく耕してしまうと、空気の入る隙間がなくなり、逆に水はけが悪い土壌になってしまいます。まだ土起こしの後には、石灰や堆肥入れ作業が残っています。さらに土を攪拌していく作業がありますので、土は自然に嫌でも砕けていきます。まずは大きな塊があれば、ある程度は砕き、下の方の土をひっくり返す感じで、堆肥は必要なの?それは、現状の土の状態しだいです。理想は、微生物が住みやすい『団塊構造』が形成されている土です。ではまず、その見分け方として、まずは土の硬さをチェックしていきます。見ただけでは分かりませんので、実際に土をさわって、土の状態を確認して行きましょう。まずは土を軽く、ひとつかみし、指でもみほぐすと、粘土質のようにドロドロしている?場合は、肥料などの持ちは良いですが、水はけが悪くなります。まさに、下記のような土です。粘土遊びが出来そうなくらい、握ると固まります。粒子も細かく、全く通気性を感じられません。逆に、下記画像のような、砂が多くザラザラした土は、水はけは良くても、肥料の持ちはあまり期待できません。ちょうど良いのは、この中間くらいの土で、黒っぽくふわふわした土です。黒っぽくて柔らかい土は、有機物も多く含まれています。逆に、下記のような、黒みが少ない土は、やせている土が多く、パッサパサです。養分も少なく、固くなりやすい傾向があり、堆肥を混ぜ込まないと、とても使い物にはなりません。例えば下記に土ですが、それぞれ別の畑で採集した土になります。どちらも湿らせた状態ですが、右と左では、色に違いがあります。右側の土は、毎年使われている土なので、養分も多く黒っぽい色をしています。左側の土は、『しばらく使われていなかった畑の土』です。このように、土の色で養分の含有量が少ない?土だと推測できます。堆肥も、臨機応変で、すでに土がふかふかな状態でしたら、堆肥を入れる必要はありません。その確認方法として、もうひとつ・・・。深さ10㎝~20㎝くらいの土を取り出して、手でぎゅっと握って見て下さい。ふかふかの土であれば、土を握った時、ぱらっと崩れます。この場合は、堆肥は必要ありません。しかし、固くなっている土と言うのは、握った土が、なかなか崩れず、粘土質のようになっていて、決してぱらっとは崩れません。このように、手で土の感触を確かめて、堆肥をいれるか?入れないか?判断していきましょう。良い土の中には、微生物やミミズのような生き物などがいます。畑のバロメーターとしてミミズのいる土壌は良い畑と言われ、ミミズの排泄物は、作物の養分となり、同時に土を耕し貢献してくれます。また、微生物が多くいる畑も良い畑とされています。それでは、良い土(生きた土?)なのかどうか、確認していきましょう。まず白い紙を土の中に埋めておきます。3週間くらいしたら、その白い紙を取り出してみます。まず、生きた土なのであれば、白い紙に『赤カビ』がついています。土壌の微生物(糸状菌)が活発な証拠です。そのまま、戻しておくとやがて、紙がボロボロになってきますので、コレがもしも、微生物の存在が少ない場合だと、紙はいつまで経ってもボロボロにはなりません。埋めておくだけで、簡単に微生物の状態が分かり、土の状態が判別ができますので、いちどお試しください●^^●仮に、生きた土でなかった?場合でも、まず、堆肥の効果ですが、畑にする土に、堆肥を入れてあげる事で、通気性や排水性、保水性が良くなり、野菜が栄養を保持しやすい、柔らかい土壌にする効果があります。堆肥は、『植物性堆肥』と『動物性堆肥』の2種類の堆肥があります。例えば、植物性堆肥でポピュラーなのが、木の皮を発酵させて作った植物性の【バーク堆肥】や【腐葉土】【稲ワラ堆肥】【籾殻堆肥】【米ぬか堆肥】【籾殻くん炭】などが、土作りに使われます。そして、牛の糞を発酵させて作った【牛糞】【鶏糞】【馬糞】などは、動物性堆肥になります。お好みの堆肥を使い、土に混ぜ込んでいきます。粘土質のような土を柔らかくする方法?それは、堆肥をまく事で解決します。このように、こうして、粘土質の固い土を【土壌改良】していきます。このような土壌改良には、落ち葉や、籾殻なども有効です。しばらく使っていない畑や、新たに畑を作る場合などは、土が固くなっていますので、堆肥を入れて、『ふかふかの土』にしてあげて下さい。これは、土作りの際に必須?と言う訳では決してありませんが、なかなか評判も良く人気の【土壌改良剤】になります。このeb-aは、水で薄めてまくだけで、一瞬で理想的な団粒構造の土壌に改良してくれます。例えば、鉢底から出てくる水も、今まで濁っていたものが、透明な水が出てくるようになります。いちど、団塊構造ができると、水やりをしても、雨や降っても、この団塊構造は壊れません。しかし、その効果は、1年となっています。通常、団塊構造は自然の中で時間をかけて、自然に形成されていくものなので、eb-aは使っても、使わなくてもどちらでもOKです。【使い方】堆肥の施し方は、2種類あります。まずは①畑全体に、まんべんなくまいていく方法になります。畑全体に、堆肥をまいたら、土と堆肥がしっかり混ざるように、鍬で耕していきます。もうひとつの方法は、②畝(うね)を作る所に溝を掘って、その溝に堆肥を施す方法になります。堆肥をまいたら、その畝部分を耕し馴染ませます。毎年耕している畑でしたら、②の方法でもokですが、慣れていない方や、これから新しく開拓するような場合は、畑全体に堆肥をまき、その後全体を耕していきましょう。耕している時に出てくる、大きな土の塊もこの段階で砕きながら、畑全体に堆肥を馴染ませていきます。植物性堆肥と動物性堆肥ですが、どちらを使うにしても、しっかりと発酵した良い製品をお使い下さい。また、植物性堆肥も発酵が未熟なものは、害虫や微生物が残っている場合もありますので御注意下さい。雨の多い日本では、温暖で雨も多いために、アルカリ性のミネラル(カルシウムやマグネシウム)が流されやすくなり、土が酸性になりやすい特徴があります。土壌が酸性に傾くと、植物の根が傷み、肥料成分を吸収しずらくなり生育が悪くなります。そのために、このような生育不良を起さないために、種蒔きや、苗を植え付ける前には、石灰をまく事が多いです。しかし、その前に土壌のph(ペーハー)を測り、本当に石灰が必要?なのかを確認しましょう。ほとんどの野菜は、ph5.5~6.5の間くらい(微酸性~弱酸性)の土を好みます。phがちょうど良いのに、さらに石灰をまいてしまうと、コレは『まき過ぎ』になってしまい逆効果です。石灰をまき過ぎると、土の中の栄養状態が崩れてしまい、根が養分を吸収する力が落ちてしまいます。その結果、実が多く育たなかったり、実つきが悪くなります。石灰は、ただ言われた通り、まけば良い?と言うものではないので、注意しましょう。畑で育てる予定の野菜が好むphに合わせて、調製します。石灰は、ph測定をし、土壌が酸性に傾いていなければ、まく必要がありません。phの状態が最適なのに、石灰をまいてしまう事は、生育トラブルにつながり、結果として、逆効果になってしまいます。土作りの際は、必ずphチェックをしてから、石灰が必要なのか?必要ないのか?を確認しましょう。ph計で、酸性だった場合はもちろんの事、しばらく使っていなかった畑や、これから新たに開拓する土地、庭で初めて畑をやる場合などは、土壌に養分じたいが少なく、酸性土壌になっている可能性が高いです。念の為、ph測定をし、必要に応じて石灰をまきましょう。酸度の測り方は、市販のph関連の物は、ホームセンターなどでも、お取り扱いがあります。畑で野菜を作るのであれば、このようにphを測れる物を用意する必要があります。ph試験液の使い方は、まず容器に、土1:水2の割合で混ぜます。しばらくしたら、容器内のうわずみ液を、別容器に移し、ph試験液を入れます。その後、付属の比較表にて、色の変化で酸度を判断します。学校の理科の実験などでも使われるものです。リトマス試験紙の使い方ですが、下記画像のように、リトマス紙の色の変化で、【中性】【弱酸性】【酸性】の判断をします。上記同様、うわずみ液を採集し、リトマス紙を浸して色の変化を、付属の比較表にて判断しましょう。まずは畑の四隅と、中央の5ヶ所(10㎝~20㎝くらいの土)を、小さめのスコップで1杯づつすくい取り、バケツに全部入れたら混ぜます。混ぜる事で、平均値をとる事ができます。つまり、測定する土は、表面の土ではなく、根がある場所の土を測りたいので、このように少し深めの土を採集する必要があるわけです。土は乾いていると、測定しづらいので、水で土を湿らせてから測定しましょう。phの数値が、5.5~6.5(弱酸性~微酸性)の範囲内にあれば、石灰をまく必要はありません。畑に生えている雑草の種類でも、phを推測する事ができます。例えば、酸性土壌でも、問題なく育つ『スギナ』や『オオバコ』『すみれ』『よもぎ』『スイバ』『シロアガサ』『キイチゴ』『かやつりづさ』などが生えているようであれば、土壌の酸度が強い?可能性があります。例えば下記画像の畑は、ブロッコリーの畑ですが、スギナが確認できます。phは、雨がたくさん降ると、酸性度が強くなり、逆に雨が降らないと、phが上昇しアルカリ性に傾き初めます。また、どんな成分含有量の肥料を使ったのか?によっても、phは変わってきます。土壌中に窒素が増えると、phに変化があらわれます。窒素には、『アンモニア態窒素』と『硫酸態窒素』の2種類があります。『アンモニア態窒素』は、phを下向(酸性に傾く)『硫酸態窒素』は、phを上昇(アルカリに傾く)させる働きがあります。ほとんどの野菜は、最適なphは、5.5~6.5ですので、このあたりの数値のPhに合わせておくと良いでしょう。微酸性~中性微酸性弱酸性~微酸性馬鈴薯(ph5.0~6.5)←phに幅あり弱酸性 酸性石灰には、3種類の石灰があります。何が違うのか?と言うと、酸性の土壌を改善する力が強いか?弱いか?といった所です。アルカリ成分がとても高いので、少しの散布で効果があります。しかし、消石灰は効きめが非常に強いので、消石灰をまいて、すぐに苗を植え付けてしまうと、根が障害を起し枯れてしまいます。また、この消石灰は、あまり初心者向きとは言えません。取り扱いに注意する必要があり、どちらかと言うと、畑の経験豊富な方や、業務用向けと言えます。作業中は、消石灰を吸い込んだり、目に入ると危険なので、マスクや目を保護するメガネ、手袋などを着用し、皮膚に消石灰が直接ふれないよう、注意しましょう。慣れている方でも、消石灰の散布には充分お気を付け下さい。消石灰の中には、あまり風などで、飛び散らないタイプの物も市販されています。消石灰についての危険性についてですが、詳しくは、消石灰をまいたらすぐに土を混ぜて、最低でも2週間~長くて1ヶ月くらいはおく必要があります。消石灰の散布量は1m2(平方メートル)あたり、約150~200gです。1m2とは?ただし石灰をまく量は、何㎝(10~30㎝)耕すかによっても量が異なりますので、上記はおおよその平均値になります。石灰は、畑に入れ過ぎてしまうと、後でphを戻すのが大変な作業になってしまいますので、まずは少なめでまき、必要であれば追加する感じが良いでしょう。現在のphに合わせて、目標Phを決めるのが良いです。消石灰は、効果が一番強いので、石灰をまいてから、時間を要します。ですので、早めにまいておくのがポイントになります。また、時間がかかっても、しっかりと土壌改善したい人向けです。また、量は決して多くはありませんが、お菓子や海苔などに入っている乾燥剤も、畑の石灰として使う事もできます。小スペースの畑であれば、このような乾燥剤捨てずに、取っておけば、畑の土作りの際に、充分使えます。上記のような乾燥剤は、まだ新しい状態だと『生石灰』の状態です。袋の端を少しカットし、何日か空気にふれさせる事で、自然に『消石灰』になります。密封なしで保存していた乾燥剤は、すでに湿気を吸い『消石灰』になっています。『生石灰』の状態だと、水にふれると熱くなるので、すぐ分かります。消石灰になれば、鉢植えやプランター、畑にもまく事ができます。捨てずに、畑の土作りの際に利用されても良いですね。海苔などに入っている乾燥剤は、比較的大きめで、石灰もたっぷり入っているので、お勧めです。お取り扱いの際は、手荒れの原因になりますので、必ず手袋を着用して下さい。初心者の方から、家庭菜園まで幅広く良く使われているのが、この苦土石灰です。消石灰ほどアルカリ成分が高くないので、散布後、1週間くらいで植え付けができます。石灰の成分はカルシウムなんですが、この『苦土石灰』には、微量成分の1つでもある、『マグネシウム』も含まれています。夏野菜などを育てるのであれば、この『苦土石灰』がお勧めです。その理由として、マグネシウムが入っているのがポイントです。それは、実をつけるのに必要な栄養素が『リン酸』なのですが、そのリン酸の吸収を助けてくれるのが、このマグネシウムだからです。苦土石灰の散布量は、1m2(平方メートル)あたり、約200~300gです。1m2とは?『苦土石灰』は『消石灰』に比べると、効きめが強くないため、石灰をまいてからおいていく、時間は、1週間~2週間ほどとなります。苦土石灰は、0.5phあげるのに、1m2(平方メートル)で、約100g1phあげるのに、1m2(平方メートル)で、約200gこんな具合に調製しますので、何phあげれば良いか確認し、まく苦土石灰の量を決めると良いでしょう。農家の方でしたら、知っている方も多いかと思いますが、苦土石灰はアルカリ度が50%以上と高いので、作物につく病原菌や病害虫が、このアルカリを非常に嫌います。畑をやっている方でしたら、常備している事が多い、この苦土石灰を水で薄めて、霧吹きで葉に散布するだけです。1ℓのペットボトルを用意し、この中に苦土石灰を2g入れて、水を上部(1ℓ)まで注ぐだけで、作り方の非常に簡単です。初めは白い液体ですが、良くふって置いておくと、しだいに石灰だけ下に沈殿し、透明になります。使うのは、透明部分の上澄み液のみになります。アルカリ度が強い溶液になりますので、病害虫に効果を発揮します。苦土石灰を水に溶かすだけで簡単にできるので、コスト削減にもなりますし、農薬を使いたくない!と言う方にも好まれています。出来上がった上澄み液は、霧吹きなどに入れて、植物の葉に散布して使用します。間違えて使用してもいけないので、念のため、マジックで苦土石灰の記載をしておくのが無難です。消石灰でもできるのですが、アルカリ度が80%以上もあり、植物にもよりますが、強過ぎて葉が枯れてしまう場合もあり、皮膚にふれたり、目に入っても危険ですので、慣れていない方は、苦土石灰の方がお勧めです。有機栽培をされるのであれば、やはり有機石灰です。貝殻を砕いた物になり、アルカリ成分が高くないので、散布後、すぐに苗を植え付ける事ができます。有機石灰の散布量は、1平方メートルあたり、約240~360gです。石灰は、1握りあたり平均すると40g前後ですが、男性と女性では手の大きさ違いますので、一番初めに自分で握ってみて、何gくらい握れるのか?だけ把握しておくと良いでしょう。有機石灰は、ゆっくりと効くのが特徴ですので、すぐに植え付けができる!と言うメリットがあります。とにかく早く植えつけをしたい人や、有機栽培にこだわっている方にお勧めです。上記の中から、それぞれの畑に合う石灰を、お選び下さい。石灰は空気にふれると、固まりやすくなるので、まいた後は、できるだけ早く耕します。さらに耕したあとは、レーキなどを使い、表面を平らにしておきましょう。ここで、ちゃんと土壌の表面を平らにしておかないと、くぼみに水がたまったり、畝を上手に立てられなくなります。野菜作りに欠かせないのがこの肥料です。耕した畑には、まだあまり栄養がありませんので、肥料をまいてあげます。肥料は、土の中の養分である、窒素、リン酸、カリを補うものです。野菜を作る際は、元肥と同じタイミングで、畝(うね)を立てておく事で、水はけや根の張り具合が良くなります。土壌の養分バランスを知る事は、肥料過多による生育トラブルを防ぐ事につながります。専門機関で分析を依頼する事も可能ですが、キットを使う方法が、一番簡単です。下記の土壌判断キットは、『窒素』『リン酸』『カリ』以外に、phも一緒に計測する事ができます。判定も5分で完了します。測定結果ですが・・。の範囲内であれば、養分の状態は良好と判断できます。野菜を育てる前に土の中に、肥料を混ぜ込んでおくことを言います。元肥は、1へーホーメートルあたり、約100~150gくらいまきます。肥料を入れた後は、固まらないように、まんべんなく耕します。野菜の元肥の施し方は、畑全体に肥料をまいて耕しながら混ぜる【全面施肥】と、根の下部に肥料を入れる【作条施肥】があります。全面施肥は、畑全体に肥料をまいて、耕しながら混ぜ込んでいきます。下記のように畑全体に、まんべんなく肥料が行き渡ります。野菜で言うと、ほうれん草や小松菜、キュウリのように、浅く根を張る野菜や、人参や大根などの根菜類の野菜に向いています。作条施肥は、野菜の根の下層部に溝を掘り、その溝に肥料を施していく方法です。例えば、畝を作るちょうど中央に溝を掘り、その溝に肥料を埋め込み、良く混ぜ込んだら、その上から土を10~15㎝かぶせるように、畝を作る、【溝施肥】があります。そして、もう1つの方法が【植え穴施肥】です。溝施肥の1種ではありますが、畝を作ってから、植え穴を深めに堀り、肥料をまいたら良く混ぜ、元の畝の形に戻します。両方とも、根が充分に張ってきた頃に、ようやく肥料が効いてくる感じです。全面施肥より、肥料が少なくて良いので、コストを減らす事ができます。野菜によっては、発根してすぐに養分濃度が高過ぎると、根が深くまで伸びて来ないので、あえて根から離れた所に肥料をおく感じにします。ナスやトマトなど、根を深く伸ばす事で、成長に勢いがつくので、深く根を張る野菜向きです。追肥とは、野菜の生育に合わせて、足りない養分を追加で施す事を言います。有機肥料のような、ゆっくりと効いてくるものではなく、速効性のある、科学肥料や液肥を使っていきます。追肥後は、土が乾燥している場合は、灌水する事で肥料を早く効かせる事ができます。追肥の施し方は、大きく分けて下記の4つに分かれます。水で薄めた肥料(液肥)をまく方法と、下記の3つです。液肥は、水に溶ける時間を短縮できるので、非常に良く効きますが、効果が長く続かないので、マメに液肥を施す必要があります。追肥は、ただ与えれば良いと言うものではありません。晴天が続き水不足の時は、肥料よりまず水を与え、野菜を元気な状態にしてから、追肥をしましょう。また、追肥を施す際の注意点として、作物に病害虫が出ている時も、肥料は見合わせます。追肥は、状態が良い作物に施すのが基本です。そして、長い生育期間を必要とする野菜は、養分が不足してくると、葉の色がしだいに悪くなってきます。この場合も、肥料を与えるタイミングではあるのですが、それが本当に養分不足から来ているものなのか?病害なのか?を見極める事も大切です。追肥のタイミングを、誤ってしまうと、逆に枯らしてしまう?と言った失敗につながります。病害が出ていないか?元気に育っているか?など、作物の状態を、良く観察するようにしましょう。穴肥は、長い期間かけて育てる野菜向けです。上記のように、野菜から離れた20~30㎝くらいの所に穴を堀り、肥料を入れて埋めます。待ち肥の事を指し、苗と苗の距離がある野菜に使います。上記のように、野菜の苗から20~30㎝離れた所に溝を掘り、肥料を施したら埋めます。この溝施肥は、大根やネギなど、一直線に植える野菜に使います。まだ幼い苗など、成長の初期時に追肥する場合などは、バラまきします。追肥後は、ふるいで土をかけておきます。肥料は大きくわけて、下記の2種類あります。まず、一つめは化成肥料です。即効性がある肥料で、成分は、『窒素』『リン酸』『カリ』になります。例えば、この割合が、『窒素8』『リン酸8』『カリ8』くらいだと、夏野菜向きです。そして、『窒素14』『リン酸14』『カリ14』は、冬野菜に向いています。油かすなどの植物性肥料と魚の骨などの動物性肥料があります。有機肥料は、土の中の微生物により分解されてから、吸収されるので肥料の効果がゆっくりになります。化成肥料とは違い野菜の甘みや旨みを増してくれます。良質な土作りとして、お勧めなのは、ビタミンやアミノ酸を豊富に含んでいる『家庭菜園などを自己流でやっていると、どうしても過剰な養分?を投入し過ぎてしまう傾向があります。栄養分は必要ですが、栄養過多は作物に病期や虫を招きやすくなります。植物の栄養になる?からと、どんどん栄養を与えてしまう?と逆効果となり、成長が阻害され、大切な作物を枯らしてしまう事もありますので注意しましょう。丈夫で病害虫にかかりにくい作物を作るには、栄養分は、与え過ぎるのではなく、逆に控えめくらいが、ちょうど良いとされています。特に、窒素の与え過ぎには注意する必要があります。窒素の与え過ぎは、塩類の濃度を上げてしまうので、水分を吸収するエネルギーが弱くなってしまいます。野菜に塩を加えると水が出てくるのと同じで、根から水分が流出してしまうと、作物の元気がなくなり、成長に負担がかかります。精魂込めて耕した土の中には、自然のサイクルに欠かせない『微生物』の存在があります。植物は、土の中の有機物をそのままでは吸収できません。植物が養分として吸収する為には、『無機養分』である必要があります。そこで重要な役割をしているのが、『微生物』の存在です。微生物は、土壌の有機物を分解し『無機質』にする働きがあります。このように、微生物のお陰で『無機養分』を、根から吸収し、栄養源として使う事ができています。しかし植物は、ただ微生物の恩恵を受けるているだけではありません。植物はやがて、葉や実を地面に落とす事で、有機物という形になり、微生物に還元しているわけです。また、微生物は良い土作りには、欠かす事ができない、土の『団塊化』を手助けする、重要な役割もしています。有機物を微生物が分解する時に、微生物は土の中の粘土質と、砂をくっつける接着剤のようなものを生成します。その結果、しだいに土が団塊構造になってゆくのです。良い土作りには、この団塊構造が欠かせません。しかし、団塊構造にも寿命があり、長くは持ちません。そのために、定期的に腐葉土や堆肥などの有機物を入れて、耕してあげる事で、再び微生物が活性化し、理想的な団塊構造をまた作り出してくれます。作物が育つためには、このように微生物の存在もとても重要であり、土壌と植物の間には、このように『微生物』を通し、自然のサイクルが存在しています。土作りは、種まきをする前に、余裕を持って土作りをしておく必要があります。どんな野菜を作るのか?栽培予定の種まき時期によっても、土作りの時期がかわってきます。よって、土作りは栽培予定の野菜に合わせるわけですが、、。石灰を使うか?使わないか?どの石灰を使うか?により、土作りにかかる日数が異なりますので、そういった点も考慮し、土作りの準備をしていきましょう。春夏野菜の場合は、早くて2月下旬~3月くらい種まきをする事が多く、土作りの時期は、春先のまだ肌寒い時期に、土作りをしていく事になります。下記は、春先からまく種になります。育てたい野菜の【種まき時期】を確認し、土作りの用意をしていきましょう。    秋冬野菜の場合は、早くて8月中旬~9月に種まきする野菜が多いので、土作りは一番暑い時期になりますが、種まきや植え付け時期を考慮し、準備を初めます。下記は、夏ごろからまく種になります。育てたい野菜の【種まき時期】を確認し、土作りの用意をしていきましょう。 『荒地でも野菜はできるのか?』永らく放置されていた荒地状態の畑は、まず一から畑を作りなおしていく必要があります。また、土をひっくり返しても、土が大きな塊になったまま、なかなかほぐれない?何て事もあります。コレでは、畑として使えるのか?不安になりますよね?しかし、心配いりません・・。必要最低限の農具は、必要になりますが、荒れた土地でも元気な畑にする事はできます。荒地を耕す際、どんな農具を使うか?は、臨機応変になりますが・・あると便利な農具は、いろいろあります。すべて必要な訳ではないので、臨機応変に使い分けましょう。また、広い敷地を耕す場合や、一人で耕す場合などは、『耕耘機』などの、農業機材があると便利です。耕耘機は、軽くて女性でも操作しやすい、小型のタイプもありますので、用途に応じて使い分けましょう。それでは、手作業で土作りを行う場合の、道具として、まずはツルハシです。荒地に生えている雑草は、なかなか手強くて、抜くのも非常にやっかいです。このような荒れ地には、固い土や岩石も砕く事ができる、ツルハシが便利です。固い土や、雑草の根を掘りながら、土を起していきます。ツルハシの先は、非常にとがっているので、固い土がほぐれやすく、作業効率があがります。下記は、鍬(クワ)になります。刃先の形もさまざまですが、それぞれ用途も異なります。使い道は、除草や根切りなど以外に、畝(うね)作りや土ならしも、コレ1本でできます。追肥をまく際の、溝作りにも適してします。次に、真ん中の【山鍬 】です。山林を耕す時や、荒れ地の開拓、ごっつい幹や枝、根切り、粘土質の固い土壌の、土起こしにも向いています。そして、一番右側の鍬は、備中鍬(ビッチュウグワ)です。初めの方でも紹介しましたが、備中鍬は、先端がホーク状になっている農具で、これも固い荒地を耕す時に便利です。荒れ地は、雑草だけでなく、石ころもゴロゴロしています。備中鍬を使えば、土の中に混ざり込んだ雑草の茎や根、そして石なども、取り除きやすくなります。手で、石ころやゴミを、一つ一つ取り除いていくのは、骨が折れる作業ですが、これらの農具を使う事で、作業が一段とはかどります。まずは、雑草の処理をしていきましょう。雑草は雨上がりの翌日など、土が柔らかくなっている時の方が処理しやすいです。荒地の場合、掘り起こした土が、大きな塊になっている事も、普通にあります。その場合も、取りあえずは、20㎝~30㎝くらい下までの土を、ザックリ堀り返していきましょう。引き抜いた雑草も、大きな土の塊も、しばらくそのまま天日に当てていれば、水分が抜け、ほぐれやすくなります。大きな塊は、天日乾燥後、備中鍬を使いさらにほぐしていきます。耕している途中で出て来る、大きな石は、発根の妨げになるので、取り除きましょう。あまり念入りに細かく耕し過ぎてしまうと、団塊構造が崩れ、逆に水はけが悪くなってしまうからです。土起しが終わったら、Ph(ペーハー)測定をして、必要であれば①石灰をまき、次に②堆肥、そして③肥料の順番でまいていきます。(上記参照ー同上)庭を畑にする時のポイントは、第一に日照条件です。まず、畑にする前に日照条件を確認しましょう。良い土作りができても、日照条件が悪ければ、元気な野菜は育ちません。また、すぐに水たまりができるような土壌は、水はけが悪い証拠です。作土だけでなく、もっと下の下層土の改良も必要になる場合もあるので、事前に『水はけ状態』も考慮し、どの場所に畑を作るか決めましょう。畑作りに良さそうな場所が見つかったら、生えている雑草を取り除き、その後は、先がとがっている剣先スコップで『土起し』をしていきます。ずっと使われていなかった土は、とても固くなっていますので、使用前は、必ず土を起して、ふかふかにしてあげる必要があります。面倒ではありますが、とても大切な一手間です。土起しが終わったら、Ph(ペーハー)測定をして、必要であれば①石灰をまき、次に②堆肥、そして③肥料の順番でまいていきます。(上記参照ー同上)土壌の水はけが悪いような畑や庭では、土の中にいつまでも水分が滞り、土からドブのような嫌な臭いを放ってしまう事があります。土の中には、微生物を初め多くの菌が混在しています。その中には、好気性バクテリアや嫌気性バクテリアもいます。好気バクテリアは、有機物を分解し、作物に養分を提供しているバクテリアですが、好気バクテリアが成長し増殖する過程で、空気中の酸素を必要とします。しかし、水はけが悪くなり、土壌の空気が少なくなると、酸素を必要としない嫌気性バクテリアが増えてしまうのです。嫌気性バクテリアは、臭いの元となるアンモニアや硫化水素を生成するため、嫌気性バクテリアの方が増えてしまうと、ジメジメして湿気を帯びた土壌は、やがてドブのような嫌な臭いを発するようになります。つまり、土が臭いのは、嫌気性バクテリアが増殖した事を意味しています。この臭いを改善するには、まずは水はけを良くしてあげる必要があります。土起こしをして、内部のジメジメした土を、ひっくり返し、土の中に新しい空気を入れてあげます。また、太陽光は殺菌作用があるので、天日乾燥する事で、臭いの原因菌が衰退し、しだいに臭いが軽減してきます。古い土など、リサイクルする場合も、こうして土を広げて一度、殺菌します。その後は、畑の土作り同様に、土壌改良して、水はけの良い土にしてあげましょう。使用する畑ですが、元々畑だった場合ですが、それまでどんな肥料を使い、何が植えられていたのか?も重要です。作物が植えられていた土壌は、収穫の際に残された残留物や、雑草の種、害虫のたまごなどが残っている可能性があり、病害がでる可能性が高くなっています。『連作障害って何?土が原因?』前に、育てられていた作物の種類にもよるのですが、連作(れんさく)しても大丈夫な作物もありますが、中には、避けた方がよい作物もあります。そして、連作障害とは?毎年連続して作っていると、土壌による病害で生育障害などが起こりやすくなってしまう事を言います。つまり、その解決策として、前に何が作られていたかを、考慮し育てる野菜を選ぶと良いです。しかし、何を作っていたのか?良く分からない場合は、もし連作障害を起しにくい野菜を選びましょう。例えば、小松菜や大根、玉ねぎ、かぶ、かぼちゃ、ぱせり、アスパラガス、長ネギ、白ねぎ、人参、などは連作障害が起きにくい野菜になります。また、同じ場所で、何年も栽培した土は、肥料成分も偏りがちです。その中でも、特にリン酸は、雨が降っても流れないので、そのまま土壌の中に蓄積されていきます。そして、リン酸が過剰に蓄積してしまった畑は、根こぶ病や、そうか病、萎ちょう病などの病害が出やすくなるリスクがあります。例えば、収穫時期が短いレタスなどの野菜や、何度か追肥をするナスなどの場合、収穫後も、土壌に肥料が多く残っている状態です。このように収穫後も、土壌に肥料分が残留しやすい野菜栽培の後は、肥料を良く吸収してくれる、野菜を植え付けると良いです。肥料を良く吸収する野菜を、選ぶ事で畑のクリーニング効果もあります。一度、肥料成分をリセットする事で、肥料の与え過ぎを防ぐ事ができます。例えば、肥料をどんどん吸収してくれるサツマイモです。サツマイモを収穫したあとには、土壌内の肥料が、全部なくなるほど、サツマイモは良く肥料を吸収してくれます。他に、畑のクリーニング野菜(肥料吸収が良い野菜)として、トウモロコシや、空心菜、ブロッコリー、カリフラワーなどの野菜を、肥料なしで育てるなどして、肥料成分の偏りをなくすのが、連作障害を回避する事にもつながります。以上が、野菜を畑の植える際の注意点になります。せっかくですので、失敗がない野菜作りをしていきましょう●^^●『病原菌で汚染された、畑の消毒はどうするか?』もし、土壌ですでに病害が出ている場合の対処法として、微生物の餌になりやすい、米ぬかを使った『土壌クリーニング』があります。真夏の太陽熱も利用しますが、さらに微生物の相乗効果により、あまり日照りが続かない低温の北の地域でも、病害にさらされた土壌を消毒する事が可能です。ねこぶ病や、多くの野菜に出やすい、苗立枯症、菌核病、などが出てしまったら、このような、米ぬかと太陽熱を利用した、土壌消毒が効果的です。どちらかと言うと、まず、事前に堆肥と肥料を、先に施しておきます。その理由として、クリーニングをしても、土壌の中の一部には、わずかな病原菌が残っている可能性もあります。よってクリーニング後の土壌に、すぐ堆肥や肥料をまいてしまうと、それが残留菌の餌となってしまうからです。それを、事前に防ぐため堆肥は、先に施しておく必要があります。また、有機物として入れる米ぬかは、窒素とリン酸を多く含んでいますので、不足成分のカリのみ補充するなど、肥料過多にならないように、考えてまく必要があります。②堆肥と肥料を先にまいたら、クリーニングが必要な土壌に、しっかりと、まんべんなく水をまき、土壌を充分に湿らせます。③その後、米ぬかを全体にまきます。米ぬかをまく量の目安は、1a(アール)につき、20㎏です。1aとは、10メートルの正方形の面積を指します。つまり、1aは、m2(平方メートル)になおすと、100m2になります。④米ぬかと土を混ぜるように、土壌を耕していきます。⑤次に、クリーニングする土壌に畝(うね)を立てます。殺菌後は、そのまま畝に植え付けするので、次に育てる野菜の高さに合わせて畝を作ります。⑥畝が完成したら、その上から透明のマルチを張ります。マルチは、土にしっかり密着させた状態で張り、端の部分には土をかぶせて、しっかりと固定します。⑥3週間~4週間くらい、このままの状態で放置して下さい。作業は、雨の日を避け、できるだけ天気の良い日に行いましょう。以上が、米ぬかを使った土壌クリーニングの、一連の工程になります。マルチは、そのままかぶせた状態で、植え付けしても良いですし、必要ないようでしたら外しましょう。真夏も日照りが続き、マルチ内部の温度が、60度まで上昇するような、南側の地域であれば、米ぬかなどの有機物の力を借りなくても、米ぬかなしのマルチで、病原菌が太陽熱のみで死滅させる事ができます。クリーニングの時期は、暖かくなる5月~9月になりますが、太陽熱の利用するので、高温を嫌う病源菌を効率良く衰退させるために、可能なら真夏の消毒が効果的です。まずは、事前に雑草の処理をし、水はけの悪ければ堆肥を入れ改善しておきます。クリーニング予定の土壌は、効果を高めるためにも、深めに耕しておきましょう。また、エタノール効果を均等にするため、土壌表面も均等にならしておきます。エタノールを、10aにつき、100~200m3(立方メートル)の希釈水を用意し、希釈したエタノールは、灌水チューブを設置し灌水します。灌水後は、透明マルチをかけ、マルチのフチがめくれないように、しっかりと土をかけて、おきましょう。クリーニング期間中は、加湿した状態をキープしていきます。そのままの状態で、2週間~3週間経ったら、マルチを外します。一番心配される作物の影響は、ほぼありませんが、土壌のクリーニングが終わっても、しばらくは、畑は加湿状態になります。そのため、加湿を嫌う野菜は、畑がある程度乾燥するまで待ってから、種まきや植え付けを始めましょう。畑のクリーニングで、米ぬかやエタノールも使いたくない場合は、冬まで待ち、【寒ざらし】させる方法もあります。畑の病原菌や害虫を、クリーニングするのに向いているのが、厳寒の冬場に、方法はとても簡単です。病原菌がいる畑の耕して、そのまま極寒の冷気にさらしておくだけです。以上・・

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